福原です、
今回は、次の質問に答えます。
「話すのがとても苦手です。
同じように書くのも苦手です。
メールや会話を上手にする
いいレッスンはありますか?」
・・・
話すのが苦手だと、どうしても
人前で黙ったままになったり
相づちだけを打つだけになって
しまいます。
そして、頭の中で、
「私はここに居る意味があるのかな」
「私の話は聞いてもらえないのかな」
「本当は嫌われてるんじゃないかな」
などと考えて、落ち込んでしまう
こともあると思います。
なので、今回は、話し方、書き方など
コミュニケーションを上手にする
方法をお話していきます。
・・・
まず、話し方には、大きく分けて
2つの種類があります。
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■話し方の種類
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1.良い感情になるために話す
2.論理的に話す
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詳しくお話していきます。
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1.良い感情になるために話す
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こちらは、家族や友人と
話す場合です。
難しい話も、説得も必要なく
なんとなく、気分よく会話を
する感じです。
相手の話を聞いて、
自分の話をする。
話の中身の善悪は関係なく
ただ気分が良くなればOKです。
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2.論理的に話す
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こちらは、会社などでの
話し方になります。
感情は抜きにして、
善悪、損得、が基準です。
もちろん、お互いが得をする
場所を目指して会話をしますが
場合によっては自分の得のために
相手に反論することもあります。
・・・
で、まず確認して欲しいのは
どちらの会話を良くしたいのか?
ということです。
1.良い感情になるために話す
を良くしたいのであれば
嫌な人との会話は避けてください。
・一方的に話す人
・ネガティブなことばかり言う人
・攻撃的に話す人
・人を否定ばかりする人
と話してもいい感情にはなりません。
単純に言えば、
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・付き合う人を変えましょう
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という話になります。
2.論理的に話す
こちらを良くしたい場合は
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・感情を切り離して話す
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ことを意識してください。
ビジネスに関して言えば、
会社の利益になるかどうかが
最も重要です。
自分が気に入らないから
この人とは仕事をしない、と
思っていては、ビジネスが
うまく進みません。
その人の個人的な性格ではなく、
・その人は仕事ができるかどうか
だけ見て、気にいらないところは
そういう個性なんだと思って
無視してください。
ちょっと厳し目に言うと、
「アイツふざけんなよ」
と思う余裕があるのは、あなたが
ビジネスに集中していない証拠
とも言えます。
他の人の性格や個性は
『変わらない』のです。
変わらないものを変えようと
努力するのではなく、自分に
課せられた仕事に集中して
気にしないでください。
・・・
さて、感情・論理という面から
お話してきましたが、ここで
大切になるのは、
・あなたが何を目的としているのか?
です。
例えば、話す、書く、と言っても、
・書類を承認してください
・部下にこれを学ばせたい
・すぐに本を読ませたい
・商品を買って欲しい
・給料を上げて欲しい
・うるさいから黙らせたい
など、いろいろな目的があります。
で、会話に困っている人は
これらの目的が無いから
困ることが多いです。
「あの、、話すのが苦手なんです…」
「なるほど、で、何を話したいのですか?」
「いや、、べつに話したいことは
ないんですけど…」
という感じです。
話したいことがなければ話せません。
なので、あなたが会話に何を
求めているのかを一度
考えてみてください。
例えば、
・書類に承認してください
を求めているのであれば
もしかしたら、
「部長、〇〇の報告書なのですが、
確認の上、承認のハンコを
お願いできますか?」
で終わりかもしれませんよね。
逆にここで、
「あのー、部長、
こないだの土曜日にゴルフに
行かれたんですか?
あの日、雨降ってませんでした?
あ、途中でやんだんですか、
よかったですねー、
いや、私、あの日に実は
彼女と買い物に行きまして、
そこで焼き肉を食べたんですけど、
(焼き肉の話10分)
いやー、面白かったな―。
・・・え?
あぁ、そうでしたそうでした。
この書類なんですけど、
あれ、なんだったかな、
あー、そうそう、ハンコください」
とか話してたら、長すぎますよね。
相手の時間も無駄に取りますし
ヘタすると、
「こいつは仕事ができない馬鹿だ」
と思われるかもしれません。
なんでもぺらぺら話せば
いいわけではないのです。
なので、
・会話をする目的をはっきりさせる
ことから始めてください。
もしかしたら一言も話さなくても
いいかもしれません。
・・・
それでも、
「いやー、何を話したらいいか
やっぱりわからないです」
と言う場合は、頭の中で会話の
目的が混乱しているので、
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・紙に書く
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ようにしてください。
「上手く話したいんです」
という思いを、具体的に
文字や絵にしてみてください。
あなたが望んでいる『上手く』
というのがいったい何なのか
自分で確認してみてください。
たぶん、ですが、
・自分でここで何を望んでいるのかが
分かっていないことに気がつく
と思います。
「なんとなくこうなればいいな」
は、具体的に行動できません。
話したいことがあるなら、
まず、それが何かを書く。
それを伝えるためには何を
言えばいいのかを考える。
この作業を紙で行なってください。
まとめますと、
・話し方は次の2つ
1.感情を満たすため
2.論理的に話す
・何を話したいのか明確にする
です。
ぺらぺらしゃべるだけが
話し上手ではありません。
ぺらぺら話す人は、実は
「この人話しすぎ、ウザイ」と
嫌われる可能性もあります。
あなたが目指す『話し上手』が
どんなものなのかもう一度
確認しておいてください。
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