福原です、
今回は、次の質問に答えます。
「朝が来るのがイヤなんです。
朝起きても、どうせ今と変わらない
イヤなことがたくさんあるし
目が覚めても気分が悪いし…
明日が来なければいい、と
毎日思っています」
・・・
うつの症状で苦しむ時間が
長く続くほど、
「どうせ明日もしんどい日だろうな」
と思って、起きるのがつらく
なると思います。
私も以前、朝起きたら、
「体は重いし、動かないし、
特別やることもないし、
起き上がるのもしんどいし、
起きたくないな…」
と毎日のように思っていました。
でも、大丈夫です。
何とかする方法があります。
それをお伝えしますので
ちゃんと聞いていてください。
・・・
まず理解しておいて欲しいのは、
・私たちは、集中していることを
手にする傾向にある
ということです。
簡単に言うと、
・ずっと考えていることが
自分の周りに起きる
ということです。
うつの症状の一つに、
・悪い状況を考え続ける
というものがあります。
これは脳機能の低下により
いいイメージを持てなくなる
から起きることなのですが、
これを放っておくと、
・悪いイメージを続ける
↓
・その状況が周りに起きる
ことになります。
例えば、
「オレはどうせしょうもない人間だ」
と考え続けているとしましょう。
すると、仮に目の前に困っている
おばあさんが居たとしても、
「オレはしょうもない。
だから助けられない」
と思い、助けられません。
その結果、
「あぁ、やっぱりオレはダメだ。
困っている人も助けられないなんて。
生きている意味が無い…」
とさらに深く悩んでしまいます。
しょうもない、と思っているから、
自分をしょうもなく思わせることが
連発して起きていくのです。
・・・
では、どうすればいいか、というと、
・できることに集中する
ようにしてください。
どんな状況であれ、あなたには
できることがあります。
仮に寝たきりであっても
誰かを祈ることもできますし、
微笑むこともできます。
・私たちは、集中していることを
手にする傾向にある
ので、できることを考えていると
それが実際にやる状況を手にできます。
で、やってみると、何らかの
いいことが起きると思います。
例えば、誰かに微笑んだら
微笑み返してくれるかもしれません。
その結果、
「あ、私にもできることがあるんだ」
と力づけられるかもしれません。
「オレはどうせゴミ人間なんだ」
と、
「オレにもできることがある、
としたら、それは何だろうか」
と、どちらの考え方の方が
あなたの人生に良い影響を
与えてくれそうでしょうか?
ちょっと試しに、両方とも
口に出して考えてみてください。
・・・
繰り返しますが、
いつも考えていることを
自分の周りに起こせます。
「どうせ明日もろくでもない日だ。
起きたくもないし、
起きたとしてもどうせ何もできない。
だってオレはクズだから」
と頭の中で繰り返すのと、
「確かに体はしんどいけど、
何かしらできることがあるはずだ。
だったらそれは何だろう。
ちょっとしたことでもいいとしたら
それは、例えば…」
と考えるのとでは、人生に起きる
結果にとてつもない差が出ます。
なので、
・いま、あなたがどちらの
考えに近いのか
・実際に考えていることは
どんなことなのか
・いまのあなたでもできる
ほんのちいさなことは何か
を時間を確保して考えてください。
ずっと考えていることを
あなたは手にすることができます。
「今の私にもできるほんの
ちいさなことは何か?」
と付せん紙に書いて、目につく
ところに張っておいてください。
そして、見るたびに考えましょう。
・自分の気持ちが明るくなること
・体が楽になること
・ずっと学んでみたかったこと
・実は行ってみたかった場所
・他の誰かの力になれること
などについて考えてみてください。
「行きたい場所はあるんです、、、
でも、いまの体じゃいけないんです!」
大丈夫です。
その場所について詳しく
調べてみてください。
実際に行った気になって
雰囲気を仮想的に
味わってみてください。
考えていることを引き寄せます。
ずっと考えることで、あなたの
体と頭が、そこに行くのが
当たり前のように変化していきます。
元気になれるのです。
「そんなの無理だ、いけない」
と思うのと、
「わー、ここに行ったら
こんなに楽しいんだろうなー」
とイメージするのと、
どちらが、あなたがやりたいことを
手にできそうですか?
楽しみながら、あなたの欲しい物を
イメージしてみてください。
また、それを続けるために、
・考える時間
も決めておいてください。
・起きてすぐ
・眠りながら
・お風呂に入りながら
・電車の中で
・休憩中に
などタイミングを決めて
おくと忘れません。
毎日があなたのやりたいことを
楽しく考える日になるように
ちょっとだけ努力してみてください。
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