福原です、
次の質問に答えます。
「どうしても毎日、親との問題を
考えてイライラしてしまいます。
毎日そばに居て文句を言われるので
言い返したりもするのですが、
それ以上のことが何もなく
同じことの繰り返しです。
何かいい方法はないでしょうか」
はい。
今回は、
・問題の解決をする上で
忘れがちな基本事項
を確認します。
何か問題が起きた時には、すぐに、
具体的な解決策を求めたがります。
それはそれでいいのですが、
そのまえに、
・問題について考えるときの基本
を確認しておく必要があります。
何かにずっと困っているのに
なかなか解決しない場合は
ちゃんと聞いておいてください。
・・・
さて、ここでひとつやってみて
欲しいことがあります。
頭で考えるのではなく
実際にやってみてください。
==============================
1.ペンを1本用意する
2.ペン先だけを見つめる
==============================
これだけです。
ペンがなければ、指先でもいいです。
やってみてください。
そう、、いまです。
・・・
で、やるとわかりますが、
・先っぽ以外がボケる
のが見えたと思います。
ペンの先はハッキリ見えるのに
その後ろに広がる風景が
全部ボケます。
わからない場合は、もう一回
確認しておいてください。
・・・
さて、問題の解決の基本ですが、
・ペン先=問題
です。
どういうことかというと、
・問題を見つめると、
問題がハッキリ見える
これは当たり前ですね。
それと同時に、
・問題を見つめると、
問題以外がボケる
のです。
こっちを忘れてしまうのです。
私たちは何か問題が起きると、
「これは大変だ」
「なんとかしないと」
「どうすればいいんだ」
と問題に集中します。
が、これをやってしまうと
問題だと思っていること以外が
全部ボケるのです。
実際問題、何か問題を解決しようと
するときには、
・これが問題だ
と思っているところに解決方法はなく、
・問題だと思ってないボケているところ
に解決のヒントがたくさんあったりします。
・・・
冒頭の質問ですが、
「親が悪い」
「文句を言われる」
など、問題に集中すればするほど
イライラして、そのことに時間を使い
他に何もできなくなります。
ではもし、問題から視線を外し
ボケているところを見始めたら
どうなるでしょうか?
「自分の趣味を持ったらどうだろうか」
「親と話さなくてもいいんじゃないかな」
「イヤなことじゃなくて
楽しいことを探したほうがよくない?」
など、別の見方が出てきます。
その中から、うまく行きそうな
方法を探してみて欲しいのです。
・・・
要するに、
・一点に集中しすぎると
解決できませんよ
ということです。
特に、これまで長時間悩み続けて
解決できていないことなら、
・それ以上考えても今のまま
のことが多いです。
であれば、さっさと視点を外して
別の方法を考えたほうがいいです。
そうすることで、いままで思いつかなかった
上手なやりかたが見えてきます。
・・・
とはいえ、そういう概念的な話を
されても「どうすりゃいいねん」と
思うでしょうから、具体的なやり方を
お伝えしますね。
それは、
・他人になる
です。
あなたの問題、ではなく、
「これは他人の問題だ」
と思ってみてください。
やり方としては、
・今いる家(会社)を外から見る
のがいいです。
頭の中で自分の家を想像して
それを外から眺めている
イメージを持ってみてください。
空をとぶ鳥の視点、と言えば
わかりやすいでしょうか。
そこには、家があり、部屋があり、
あなたが居て、他の人がいます。
それを上から見ているイメージです。
そのイメージを持ちながら、
・イメージのあなたに対して
無責任なアドバイスをする
のです。
無責任な、というのがポイントです。
「そんなに親といっしょに居るのが
イヤなんだったら、年収3000万円
くらいのビジネスを自分で起こして
1000万くらい親に投げつけて
1人で好きに暮らせばいいんよ」
みたいな感じです。
そういう面白い方向に頭をつかう
クセをつけてみてください。
・・・
ペン先を見つめるように、問題を
見続けてしまうと、考えが
とても狭くなってしまいます。
うしろにたくさんの物が見えているのに
全部ボケてしまうのと同じです。
その視点をやめて、フォーカスを
問題からはなしてください。
そうするだけで、これまで見えなかった
問題の解決方法が見えるようになります。
つまり、問題解決の基本は、
・問題から目をそらす
なのです。
それを具体的にやるために、
鳥になって空を飛びながら、
あなたの生活している場所を
観察してみてください。
そして、面白い解決方法を
いくつも考えてみましょう。
やってどうなるかはお楽しみに、ですが、
とりあえずは、
・問題から目をはなすだけで
気持ちがとてもラクになる
のがわかると思いますので
実際にやっておいてください。
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