こんにちは、福原です。
今日は4つの悪魔の最後の悪魔について
お話しようと思います。
4つの悪魔を覚えているでしょうか?
1つ目は、メールでしたね。
2つ目が、電話。
3つ目が、人、他人でした。
そして、今日お話しする4つ目の悪魔ですが、
この悪魔が4つのうち最強で、最もあなたを
苦しめて地獄に引きずり込んでいるのです。
その悪魔の正体をあなたにお伝えしようと
思います。
その4つ目の悪魔ですが、
■4.思考
思考です。
思考とは、
「あなたが頭の中で考えていること」
です。
つまり、最強の悪魔はあなたの中に
いることなります。
例えば、あなたが失恋をしたとします。
とても落ち込んでいるときに、
一番大切なことを行えるでしょうか。
相手のことが忘れられなくて、いろんな
思い出を巡らせてみたり、
なぜこんなことになったのかと、理由を
探してみたり、
これからどうすればいいのか、と
呆然としてみたり
・・・
いろいろな考えがあなたの頭の中に
出てくると思います。
その状態が、あなたが悪魔に邪魔をされて
いる瞬間なのです。
あなたは自分の思考によって、行動が
できなくなっています。
本来やるべきことがあるのに、思考によって
行動が止まっているのです。
なので、あなたは4つ目の悪魔、思考に
惑わされないようにする必要があるのです。
では、どのように思考に負けないように
すればいいのか、ですが、
最初に言っておきますが、思考をコントロール
することは簡単ではありません。
とても難しい作業となります。
もしこれが簡単であれば、失恋しようが
失業しようが、病気になろうが、
何が起きても平気でいられるはずです。
でも実際にはそうはいきません。
たくさんのことに心が動かされて
ちょっとしたことで自分の考えが変わって
心はグラグラと常に揺れているのです。
そう、まるであなたの頭の中は
海の波のように揺れていると思ってください。
そしてその波をあなたの力で止めることは
まず不可能です。
それほどに思考の力は強く、コントロールできる
ものではありません。
ですので、あなたが今の段階でできるのは
台風の時に嵐が過ぎ去るのを待つしかできない
ように、あなたの心の波がおさまるのを待つ
しかないのです。
それほどに思考のコントロールは難しいと
考えてください。
しかし、できるだけ速く、心の波をおさまる
方法があります。
これは重要なポイントとなるので
必ず覚えておいて欲しいのですが、
その方法とは、
「思考を観察する」
ことです。
あなたの頭の中で、あなたが何を考えて
いるのかを自分で観察するのです。
観察することによって、あなたの心の波は
何もしないときより早く、穏やかな波へと
戻っていってくれます。
その方法を説明します。
簡単な方法ですので、必ず一度行って
いつでも使えるようにしておいてください。
あなたが悪魔に惑わされないようになり
一番大切なことをきちんと行えるようになります。
では、
「あなたの心の荒波を素早く抑える方法」
です。
■1.荒波の原因を調べる
なにがあなたの心を惑わせているのかを
考えてみてください。
失恋なのか、人から言われたひどい言葉なのか
体調不良なのか、、、それを考えてみてください。
■2.感情で表現する
次に、その荒波を感情で一言で表してください。
例えば、
怒り
悲しみ
憎しみ
失望
あきらめ
などです。
できるだけ簡単な表現にしてみてください。
「〇〇さんに×××と言われたので
むしゃくしゃして混乱している」
では悪魔の正体が分かりにくいので
・怒り
とシンプルに表現してみてください。
■3・感情を観察する
感情がわかったら、次に、それが体のどこに
あるのかを探します。
少し不思議に思えるかもしれませんが
あなたの体の中のどこにあるのか?と
探してみてください。
頭のあたりかもしれませんし
のどのあたりかもしれません。
足かもしれませんし
あなたの目の前に立っているかもしれません。
場所が分かったら、感情の形、色、温度、動きなど
観察してみてください。
例えば
「あぁ、怒りの感情が
場所は、のどの右にあって、
色は、黒くて
形は、べとっとしていて
動きは、ヌルヌルと回転していて、
温度は、ぬるい感じで、、」
という感じです。
分かる範囲で感情を観察してみてください。
■4.じっと観察し続ける
見つけた感情をずっと観察し続けます。
「のどにあったのが、胸の左側に移動して、、
黄色い感じになって、
長細くなって、冷たくて、
・・・
お腹の下の方に移動して、、
あっ、そこから右足の方に行って
赤くて、熱くて、玉のようになって、、」
という感じに、ずっと追いかけてみてください。
移動するかもしれませんし
しないかもしれません。
どのように変化するのか、変化しないのか、を
丘の上の喫茶店の窓ガラスのそばに立って
海の波をぼーっと見つめるように
ただただ見ていてください。
■5.ある程度小さくなったら、吐き出す
しばらくすると、荒波がおさまって
小さい波になるように、感情も小さくなって
くると思います。
どのくらいの時間がかかるかは、その時によって
違うのですが、小さくなるまで観察していて
ください。
「このくらいになったらもうそんなに
心が揺れることはないかな?」
くらいに小さくなってきたら、深呼吸と
ともに感情を吐き出してください。
何度か深呼吸を繰り返すといいと思います。
・・・
この方法のポイントは、
「形にして観察すること」です。
悪い感情に心が揺れている時は、いろんな
考えが頭の中にあって、自分でなぜこんなに
苦しいのかがわからなくなっていることが
多いです。
ですので、まず、自分の苦しみの原因を
簡単な言葉にします。
怒り、とか、悲しみ、とかです。
そしてそれを観察します。
悪い感情というのは不思議なもので
見つめれば見つめるほど消えていってしまいます。
逆に見ないようにすればするほど
大きくなっていきます。
子供の頃に、暗い場所、例えば押入れとか
物置におばけがいるかもしれない、と
怖がっていたことはないでしょうか?
暗いところには何かいる、怖い!
と思っていたら近寄らないし、本当に
オバケかなにかがいるように思えてきます。
でも、もしそこに明るい懐中電灯をあてて
全体を光らせてみたら?
・・・
何も無いことがわかりますね。
暗くて何も見えないときは怖いのです。
でも明るくすると何も無いことがわかります。
感情も同じです。
怖い、嫌だ、考えたくない、と思っていると
その恐怖は増していきます。
でも、感情をただただ見つめるだけで
それは小さくなっていつかは消えていくのです。
海の波もいつかは穏やかになっていきます。
そして、早く穏やかにする方法は、
ただ単に「観察する」だけなのです。
感情の正体を明らかにして、観察する。
ただこれだけですので、やってみてください。
実際にやってみて始めて、このエクササイズの
力が実感できます。
では今日の宿題です。
■あなたの心の荒波を素早く抑える方法、を
実際にやってみる
これだけ、です。
一人になれる時間と場所を探して
やってみてください。
今、心を悩ませているのであれば
何よりも先にやるようにしてください。
必ず、悩みが小さくなってくれます。
今日も話を聞いてくださってありがとうございました。
エクササイズでわからないところなど
ありましたら、コメントで質問してください。
できるだけわかりやすく説明しようと
思います。
ではまた話を聞きにきてください。
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