仕事が遅れていて焦っています…

福原です、

次の質問に答えます。

「周りの人と比べて、作業の進みが
 遅くて悩んでいます。

 他の人にはできるのに、私には
 とても難しく感じるのです。

 置いていかれているようで
 焦るし、申し訳ないし、
 どうしたらいいでしょうか?」

はい。

思うように頭が回らなくて、
作業が遅れることもあると思います。

うつ的な症状を抱えている時は
遅れることで落ち込んだり、
自分を責めたりもあるでしょう。

なので、今回は、

・遅れていると思う時どうするか

という話をしていきます。

・・・

まず、

—————————–
・自分と比べる
—————————–

ことを意識してください。

どうしても私たちは、他の人と比べて
自分はどうなのかを、判断しようとします。

が、

・あなたの人生と
 他の人の人生は違う

のです。

同じ社内でも、

・やっている仕事が違う

のです。

比べること自体に無理があるのです。

この当たり前のことを理解してください。

同じ性別、同じ年令、同じ会社、
同じ部署でも、

・趣味
・家族構成
・友達関係
・恋愛対象
・体格
・性格
・好きな食事
・服の趣味

など、全部違います。

同じだったらびっくりします。

双子のマナカナさんでも
結婚する時期は違うのです。

ましてやほかの人ならなおさらです。

違って当たり前です。

違って何が悪いのでしょうか?

なので、

—————————–
・他の人と比べることを辞める
—————————–

これを頭の中で徹底的に
理解しておいてください。

「いや、そうは言っても、
同期は先に出世していますし
私は置いていかれているのですが…」

と思うかもしれませんが、
それでも比べなくていいです。

そもそも数年後にあなたが
今の会社にいるかどうかもわかりません。

数年後には、

・その会社がない

かもしれないのです。

会社がなくなったら出世もなにも
あったもんではありません。

あなたは、あなたのやりたい仕事、
貢献したい職種を見つけて
そこでがんばりましょう。

他の人に遅れたからといって
その人を追いかける意味はありません。

・誰かを基準にするのではなくて
 あなたを基準にしてください。

・・・

さて『あなたを基準にする』
言われても意味がわからないと思います。

なので、詳しく説明していきます。

基準にするのは、2つです。

—————————–
1.過去の自分
2.未来の自分
—————————–

です。

まず、

—————————–
1.過去の自分
—————————–

を考えていきましょう。

過去の自分を基準にして、

・少しでも成長していればOK

です。

昨日よりも1ミリでも進んでいると
実感できればそれでいいです。

・1つでも多くのことを学んだ
・1つでも多くのことを達成した
・昨日知らなかった発見をした
・昨日より作業に慣れた

など、なんでもOKです。

毎日すごい成長をしなくていいです。

「1ミリでも先に進んだ」

とまずは思ってください。

思うのが先です。

そう思うと、1ミリでも先に進んだ
ことが見えてきます。

私たちは、何も学んでいないようで
ちゃんと学んでいます。

いま私の話しを聞いている時点で
それは確実にそう言えます。

ここに話を聞きに来ている時点で
あなたはちゃんと学ぶ気があって
そして多くのことを学んでいるはずです。

なので、

「今日、私は1つ新しいことを学んだけど、
 それは何だろうか?」

と自分に質問してください。

「確かに1つは何か学んだはずだ」

という勝手な前提を作ってください。

そうすることで、今日学んだことが
見えてきます。

これを毎日繰り返しましょう。

毎日が新しい発見、さらなる成長の
連続だと思えると、気持ちの落ち込みが
かなり減ります。

焦りの気持ちが消えてきますので
ぜひやってみてください。

・・・

次に、

—————————–
2.未来の自分
—————————–

を基準にする方法をお話します。

これは、

・望む未来の自分と比べる

ということです。

望む未来の自分、というのは
例えば、

「私は将来、起業して、社長になって
多くの社員と共に、多くの人を
笑顔にする仕事をしている」

とか、

「私は将来、独立して、家で1人で
働きながら、家族と共に多くの
時間を楽しくすごしている」

とか、

「イタリアでたこ焼き屋の屋台を
やって、大人気になっている」

とか、

「尺八を極めて、尺八とオーケストラの
コラボコンサートを成功させて
世界ツアーをしている」

でもなんでもいいです。

まずは、

・あなたが本当にやりたいことを探す

ところから始めてください。

そして、

・それは当然叶う

という大前提を持った上で、

・では、いま何をしていればいいのか?

を考えていきましょう。

例えば、

「将来、起業して、社長になる」

のでしたら、

・会計の知識
・社員の脳力を見抜く力
・相手のやる気を上げる方法
・会社の方針を決める決断力

などなど、必要なものが見えてきます。

そうすることで、

「社長になった私は、社員のやる気を
上げる必要があるな。じゃぁ、この
やる気のないバカ上司で練習するか」

という新しい視点が見つかるかもしれません。

この『新しい視点を持つ』ことが
とても大事になります。

今の状態は、

・オレはダメだ
・オレは遅れている
・あの人と比べてココが足りない
・このままではヤバイ

ということだらけが頭の中に
存在しています。

それでは、何をやってもうまくいきません。

なので、最初は、その思考状態から
抜けだしておく必要があります。

そのための道具として、

・未来の望む状態を想像する
・それに必要なスキルを考えてみる

ことをするのです。

「えー、あの上司に何かするなんて
いやですよ」

という気持ちも分かります。

イヤならやらなくてもいいです。

が、それは社長になったあなたには
必要なことのはずです。

だとしたら、

・本当は社長にはなりたくない

か、

・社長になるためにそのイヤなことを
克服する必要があるか

のどちらかです。

これは本当にどっちでもいいのですが、
(他の選択肢もあるかもしれませんが)
こういうことを考えていくことで
あなたの望んでいることが
リアルに見えてきます。

私たちは、

・やりたいことがあると、
 勝手にやる気が出てきます

なので、

・これがしたいな
・それにはこれが必要だな
・ちょっとやってみようかな
・いや待てよ、やる気にならないな
・じゃぁ、ホントは何がしたいのかな

と思考を巡らせることで、

・本当に望む将来のイメージ

を探してみてください。

この思考をグルグル回すことを
やってみてください。

今のように、

「オレはダメだ」

とただ落ち込んでいるよりは
100万倍効果的な時間の使い方に
なると考えています。

・・・

ここまでをまとめますと、

—————————–
・他人と比べない
・自分と比べる
・比べるのは
 1.過去の自分
 2.未来の自分
—————————–

です。

・・・

さて、ここで重要なことを
お伝えしておきますが、
もし、あなたが、

「オレは何も成長していない」

「やりたいことなんて何もない」

「そんなことできるわけない」

と思うのなら、その思考を
黙らせろ、ということです。

私たちは、

・いつも考えている自分になる

のです。

ダメと思っていたら、
本当にダメになります。

やりたいことなんてない、と思っていたら
夢を描けないしょうもない大人になります。

頭の中の思考をおかしな状態の
まま放っておかないでください。

では、どうすればいいか、ですが、

「いやまてよ、
 何かがおかしい。
 私はもっとできるはずだ」

と思ってください。

まずは思うだけでいいです。

いますぐに、

「オレはなんでもできるぜ!」

と思わなくてもいいです。

もちろん思えるなら
そう思ってもいいです。

でも、思えなくてもいいです。

そういう時は、

「何かがおかしい」

と思ってください。

・あなたは本当はもっとできるはずです

しかし、それを邪魔しているものが
あるので、実力が発揮できないのです。

それは何か、ですが、

・あなたの思考

です。

ダメだ、遅れている、できない、
足りない、イヤだ、だるい、、

という思考がおかしいのです。

その思考から抜け出すために、

・過去の自分と比べる
・未来の自分と比べる

練習をしておいてください。

まず最初にやらないといけないことは、

・いまの思考から抜け出すこと

です。

「正しい考え方は何ですか?」

と思うかもしれませんが、
それよりも先に、

・今の思考状態から抜け出すことを
 やっておいてください

頭の中のドロドロした考えを
ドバーッと捨てる必要があります。

そうしないと、新しいものは
何も入ってきません。

そのために、

「何が成長できたのか?」
「何がやりたいのか」
「そのために何が必要なのか?」
「これは本当にやりたいことなのか?」

と自分に質問してみてください。

他人と比べている場合じゃありません。

そんなことやっているので
落ち込んで時間が過ぎていくのです。

他の人と比べて遅れていることに
焦るくらいなら、変な思考に
溺れて無駄に時間が過ぎている
ことに焦ってください。

もちろん、本当は焦らなくてもいいです。

ゆっくり時間を取って、上で
話したことを自分に質問してください。

では、

・この話の上のほうに戻って
・書いてある質問を自分にする

ことをやっておいてください。

コメント

  1. なかむらひかる より:

    わたしも、この質問者さんとまったく同じ不安がありました。