アイツのせいにすると地獄を見ます

福原です、

次の質問に答えます。

「すごく母親が嫌いです。

 アイツのせいで私の人生が
 めちゃくちゃになったと思うと
 本当に怒って、イライラして
 他に何もできなくなることがあります」

はい。

人生の中で、誰かに対してすごい
怒りを感じることはあると思います。

私もありました。

なので、あなたの気持ちは少しは
理解できると思います。

その上で、怒りの感情に対して
どう向き合っていくのか、という
話をしていきます。

そのまま聞いていてください。

・・・

さて、実はここからの話は、

・あなたの期待していない話

になるかもしれません。

怒りに関する話としては、

・怒りを静める

か、

・相手をギャフンと言わせる

方法がよく語られている気がします。

が、あえて私はその方法を
話さないでいようと思います。

理由は簡単です。

・どっちもうまくいかない

からです。

・・・

で、何の話をするかというと、

・自転車事故の例え話

から入ろうと思います。

「は???」

と思っていても大丈夫なので
そのまま聞いていて欲しいのですが、

・あなたが自転車で事故って
 片足から血がドクドク出てきて
 骨も明らかに折れている

とします。

その時に何をするでしょうか?

「はい、私なら、まず、

 なぜ自転車がコケたのかを考えます。

 スピードの出しすぎだったのか?
 よそ見運転をしていたのか?
 雨で路面が滑りやすかったのか?

 そういう原因を考えてみます」

という人がいたらどうなるでしょうか?

…出血多量で死ぬと思います。

血がドクドク出ています。

骨も折れているのです。

その時に、

「なんでこうなったのかなぁ?」

なんて考えないですよね。

・・・

では、何をするでしょうか?

・後ろから来た車にひかれないように移動する
・救急車を呼ぶ
・周りの人に助けを求める
・何とかして血を止める
・足が動かないようにする

などがその場で行うことでしょうか。

その後にも、

・止血剤を打つ
・手術をする
・プレートを埋め込む
・傷口をふさぐ
・ギプスをする
・リハビリをする

などなど、やることがあると思います。

「なんでこうなったんだろうなぁ」

と思っている人は、悪化の
一途をたどるだけです。

「ヤバイ、治さないと!

 だからこれをやって、これを頼んで、
 次にこれをやって…」

という人が徐々に治っていくのです。

・・・

「なんの話ですか?」

と思うかもしれません。

でも、とても大切な話です。

多くの人は、問題が起きると

・原因

を探します。

「なんでこうなった?」
「何が悪かった?」

という考え方です。

恐らく、学校教育でそう教わった
からだと思います。

でも、それをやると、
うまくいきません。

自転車事故だと、血が止まりません。

激痛に耐え続けることになります。

母親の例で言うと、

「アイツが悪い」

か、

「私が悪い」

の考えにどっぷりハマってしまいます。

実は、原因を探ることには
あまり意味がありません。

少なくとも、すごく困っている時に
やることではないのです。

・・・

では、何をすればいいかというと、

・ゴールを目指す

です。

自転車事故で言うと、

・安全な場所に逃げる
・血を止める
・骨をつなげる
・歩けるようになる
・社会復帰する

がゴールになるでしょう。

「こういうことがしたい。
 だから、これをがんばる」

を何度もやっていると
ゴールにたどり着けるのです。

まずここでいったん、

・原因を探す

と、

・ゴールを目指す

についての違いをなんとなく
分かっておいてください。

「なんでこうなったの?」

と、

「これをしたいんだけど
 どうしたらいいんだろうか?」

の違いです。

・・・

で、この、

「なんでこうなったの?」

の代表的な考え方が、

・あいつのせいだ

です。

多くの場合は、誰かのせいにします。

もちろん、目の前で悪いことをしている
人がいるのだと思います。

なので、その人のせいにする気持ちも
とても良くわかります。

誰かに相談したとしても、

「確かにそいつが悪い。
あなたは悪くないよ」

と言われるでしょう。

でも、でもですよ、
それでは問題は解決しないのです。

自転車に乗っていて、クルマに
はね飛ばされた時に、

「あいつが悪い、あいつのせいだ、
私は悪くないんだ」

と思っても、出血多量で死ぬのです。

・あいつのせい

なのは、確かだと思うのですが、

・あいつのせい

と思っていては問題は解決しないのです。

・・・

では、どうすればいいか、ですが、

「これをしたいんだけど
 どうしたらいいんだろうか?」

を考える必要があります。

これには手順がありますので
次のステップに従ってください。

===============================
問題解決のステップ
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1.本当にやりたいこと、
  なりたい状況を考える

2.1年後にそうなっていると
  勝手に確信する

3.いまどうなっていればいいか?
  を考える

===============================

です。

===============================
1.本当にやりたいこと、
  なりたい状況を考える
===============================

本当はどうなりたいのか?
を考えてみてください。

目の前のイヤなやつをギャフンと言わせたい、
というのは恐らく本当にしたいことでは
ないと思います。

例えば、

・その人から離れて暮らす
・その人と仲良くなる

というのが求めていることのはずです。

相手をどうにかしたい、という
考え方ではなく、

・自分はどうしたいのか

を考えてみてください。

もうちょっと具体的に言うと、

・毎月30万円稼げる身体と知識を手に入れて
 この家から出て、一人暮らしをして、
 お互いに尊敬できるパートナーを見つけて、
 イチャイチャしながら暮らす

くらいのイメージを持つといいです。

あくまで、自分がどうしたいのか、
を考えてください。

===============================
2.1年後にそうなっていると
  勝手に確信する
===============================

次に、1で考えたことが
1年後にはそうなっている、と
勝手に想像してください。

何の根拠もいりません。

「私は1年後にこの家を出ている。
パートナーととても幸せに暮らしている」

と思うだけでいいです。

「いや、そんなことは無理だ」

という考えを挟む間もないくらいに
勝手に確信しましょう。

「確信しましょうって、あんた、
簡単にいうけどさぁ」

という声も聞こえてきそうですが
気にしないことにします。

あなたの周りにも、

「それはできない」
「それはあなたには無理だ」

と言ってくる人がいるとします。

しかし、

・彼らこそその根拠を持っていない

のです。

私たちが想像できるようなことは
大体できるものです。

「できない」「無理だ」「分からない」

と考えているからできなく
なっているだけです。

「そんなん余裕だわ、できるっしょ」

と本当に確信していると
やり方が勝手に見つかってきます。

周りの声はどうでもいいので、
1年後にそうなっていると
勝手に思い込んでいてください。

コツは、

・毎日確信する

です。

1回だけでは足りません。

毎日、こうなりたい、こうなっている、
と確信し続けてください。

奇跡が起き始めます。

===============================
3.いまどうなっていればいいか?
  を考える
===============================

とはいえ、思っているだけで
夢が叶うわけではありません。

なんらかの行動が必要になります。

なので、

・1年後にこうなっている

という確信を持ちながらも、

・なら、今日はどうなっているべきなのか?

を想像してみてください。

もし、

・1年後に毎月30万円稼いでいる

のであれば、今日は、

・外に出れている
・人と話せている
・本が読めている
・簡単な仕事ができている
・朝起きて夜寝れている

くらいは必要でしょう。

もしできていなくても大丈夫です。

私たちの脳は、理想の状態と現実に
差がある場合はそれを埋めようとします。

この時に、

・私はつらいから、毎日家で寝ていたい

の方を強くイメージすると
そっちに近づこうとします。

なので、頭の中のイメージは、

「1年後にこうなっているなら、
 今日はこのくらいのことが
 できているはずだよな。

 ま、そのくらいのこと
 私ならできるけどね!」

にしておいてください。

「できるけどね!当たり前じゃん!」

の気持ちを先に作っておきましょう。

あとは、

・行動する

です。

1年後にそうなっている、の方は
いまやるのは無茶かもしれません。

でも、今日そうなっているはずだ、
の方は、少しはできるはずです。

・服を着替えて外にでる
・だれでもいいから話しかける
・簡単な作業をする
(トイレ掃除とか、
パソコンのファイルの整理とか)

をやってみましょう。

・・・

ステップは以上です。

上から順番にやってみてください。

ポイントは、

・あなたがやりたいことに向かって
 進んでいく

ことです。

目の前のイヤなことに集中しても
あんまり意味が無いのです。

そうではなく、

・こうなりたい!

・それは私はできる!

・今日はこれだけでもやろう!

を毎日繰り返してください。

・根拠の無い確信

と、

・毎日の小さな行動の積み重ね

が、あなたの人生に奇跡を起こし
1年後に笑っていられると、
私は強く確信しています。

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