■うつ病チェックにご用心?
福原です、
ネットで「うつ病」と検索すると
表示されてくるのが、
・うつ病診断
・うつ病チェック
です。
WEBページに、質問が表示されて
それに答えていきます。
「どんな気分ですか?」
「失敗したらどう思いますか?」
「いらいらしていますか?」
などという質問を繰り返して
うつ病かどうかを診断するのです。
■私のうつ病チェック結果は最悪!?
私も試しにやってみました。
『適当に』です。
適当、というのは、表示される
4択のうち、
・常に1つ目
をカチカチとクリックしただけです。
その結果は、
「あなたは重いうつ病です」
「専門家による治療が必要です」
でした。
デタラメにやってみたのに
重いうつ病、と言われたのです。
■うつ病チェックに意味はあるのか?
なんとなくわかると思うのですが、
うつ病診断、といいつつ、
・病院へ行きましょうね
・お薬を飲みましょうね
というセールスなわけです。
こういう、うつ病診断、うつ病チェック
というものは、医療業界の人たちが
お客さんを増やすために存在している
と私は考えています。
「うわ!私ってうつ病だったんだ」
と思ったら多くの人は病院に
行く気になると思います。
そして、
「お薬出してください!」
とお願いしてしまいます。
クスリを飲むと治る、という
思い込みがあるからですね。
そして、ちゃんとクスリが
たくさん売れるわけです。
医薬業界の人は、売上が上がって
満足ですよね。
■本当のうつ病の診断基準
実際のうつ病の診断基準は
こちらです。
うつ病の診断基準(大うつ病診断基準DSM-IV)
以下の症状のうち、少なくとも1つある。
1.抑うつ気分
2.興味または喜びの喪失
さらに、以下の症状を併せて、合計で5つ以上が認められる。
3.食欲の減退あるいは増加、体重の減少あるいは増加
4.不眠あるいは睡眠過多
5.精神運動性の焦燥または制止(沈滞)
6.易疲労感または気力の減退
7.無価値感または過剰(不適切)な罪責感
8.思考力や集中力の減退または決断困難
9.死についての反復思考、自殺念慮、自殺企図
http://www.kobe-med.or.jp/kobe_G-P_net/shindan.htmlより引用。
この基準を元に、医師が判断して
始めてうつ病と呼ばれるのです。
■うつ病チェックで副作用だけもらっている!?
注意すべき点は、上の症状が、
・1日中
・ほとんど毎日
・2週間続いている
時にうつ病と診断されるのです。
しかし、診断チェックのサイトには
長期間に渡って継続しているか、は
書かれていないです。
(書いてあっても小さく、端っこの方でしょう)
しかし、チェックを受けた人は、
「重いうつ病です」
という表示を見てビビり、
病院へ駆け込むことになります。
そして、もしかしたら必要のない
脳に影響を与えるクスリを飲まされ
おかしな副作用を与えられる
可能性もあります。
まともな医師であれば、
「あなたはうつ病じゃない」
「クスリは必要ない」
と返すのでしょうが、実際は
「とりあえず飲んで様子を見ますか」
と投薬されるケースがあります。
(そういう人の話を
私は大量に聞いています)
なんとなく軽い気持ちで受ける
うつ病診断かもしれませんが、
・診断基準があいまい
・重い結果が出てビビる
・必要がないのに病院へ行く
・必要が無いのにクスリを飲む
・副作用という新たな症状が加わる
というデメリットもありますので
よくよく注意して、チェック、
通院を行ってください。
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