うつ病の症状:30代編と対処法

うつ病

■30代のうつ病の症状とは?

福原です、

30代の方のうつ病の症状としては、

・のしかかる責任

からくるものが多いと感じています。

20代は、若手として、下っ端として
分からないなりにやり過ごせていたものが

「お前がひっぱれ」

「あなたがリーダーですよ」

という重責を負わされて、厳しい状況へと
追い込まれている感じがあります。

また、女性は、出産、育児という
逃れにくい日々の作業が増え、

「私がやらないと」

「誰にも頼れない」

という重い責任を背負い始める人も
多いようです。

■なぜそうなるのか?

うつ病の症状をわずらう方の多くは、

・真面目

という共通点があるようです。

一見するといいことですが、
真面目の人は、

・完璧にやらないといけない

・言われたとおりにしないといけない

・失敗が許されない

と感じているようです。

なので、仕事にしろ育児にしろ、

「私がひとりで完璧にやらないといけない」

と感じているように思います。

それはそれで別に悪いことではありません

何事も、適当にやるよりも
ちゃんとやったほうがいいに
決まっています。

他の方はこういう状況を見て、

「もっと適当でいいんですよ」

「手を抜いてもいいんですよ」

というアドバイスをする人も
いるようですが、私は、別の
言葉をお伝えしようと思います。

■30代うつ病の方へのアドバイス

もし、私のアドバイスが聞きたいなら
次の言葉を信じてみてください。

「あなたは、自信があります」

・・・

「いや、自信なんて無いです。
私はなんでも不安で落ち込むんです…」

という人も多いでしょうが、
大丈夫です。

あなたは自信があります。

ない、と勘違いしているだけです。

仕事や育児で気持ちが落ち込んだり、
イライラする原因は、

「私は、できない」

と思っているからです。

「できない、なのに、こんなに
たくさんの仕事を与えられる」

「できない、なのに、毎日
親や周りの人が子育てに
 注文をつけてくる

「どうせ私はできないから
もうやめたい、逃げたい、
これ以上責めてほしくない…」

そういう気持ちを背負って生きると
毎日が暗く落ち込んだものになるのは
当然です。

これを解決する方法は、実は
意外と簡単です。

・自信をつける

です。

もし、あなたが自信のある気持ちで
日々を生きていたら、小さな問題に
イライラすることはありません。

「ま、このくらい解決できるでしょ」

と思えるからです。

・・・

「いや、あのね…
そんなに簡単に自信がつく
 わけがないでしょ?

と思うかもしれません。

確かに、簡単、ではないかも
しれませんが、確実に自信はつきます

■思っている通りの人間になる

私たちは、

・普段、自分が思っている自分になります

例えば、

「私は料理がヘタクソだ、できない」

と思い続けていれば、そのとおりになります。

ある日起きたら急に料理が上手に
なっている、わけがありません。

「私は人見知りで、話しかけられない

と思っていれば、これもその通りです。

明日急に大勢の前でしゃべるキャラに
変更する、なんてこともありません。

料理が上手になりたいなら、
とりあえずできるところから始めて
徐々に練習していく。

話したいなら、とりあえず一人で
壁に向かってでも話す練習を始める。

そういう地味な積み重ねの上で
スキルアップできるのです。

・・・

では、自信に関して、私たちは
自分のことをどう思っている
でしょうか。

それは、

「私は、できない」

です。

この思いを、これまで、何年間も、
毎日、1日の中で何度も繰り返して
信じて、唱えて暮らしてきたのです。

なので、あなたは本当に、

「私は、できない」

と信じているのです。

できない、という思いが、
鍋にこびりついたコゲのように
ガッチリとひっついて離れないのです。

・・・

では、どうすれば自信がつくのか
というと、

できない、という思いを考えることを
ストップさせて、

「私は、できる」

という気持ちを今日から使い、
唱え、イメージしてください。

繰り返しになりますが、
私たちは、

・自分が思っている通りの自分になる

のです。

あなたがいま、そして、これから

「私はどういう人なのか?」

をどのように思うかで
これからのあなたが決まります。

であれば、

「私は、できる」

と思い続けることで、そのようになります。

先にも言いましたが、
簡単にすぐに自信がつくか?と
言われると、微妙です。

おそらく時間がかかりますし、
それなりの苦労をします。

「私は、できる、、でも、やっぱりできない、
いや、でも、、できる」

という戦いを頭の中で繰り広げる
ことになると思います。

それでも「私は、できる」と
思い続けていてください。

■さらに自信を深める方法

できる、と思うだけでは効果が薄い、
と感じるのであれば、次のことも
同時に行ってください。

それは、

・できたことをほめる

・できなかったこともほめる

です。

とにかく自分で自分をほめてください。

理想は、誰かが自分をほめてくれれば
うれしくなっていいのですが、
なかなかそういう人は現れません。

なので、

・自分で
・自分を
・ほめる

を行ってください。

ほめる内容は何でもいいです。

「私は、人と比べてほめられること
なんて何もないです…」

という気持ちは捨てて、小さいことを
ほめるクセをつけてください。

・歯をみがいた
・布団をたたんだ
・外に出た
・本を読んだ
・食事を作った
・食事を食べた
・机を片付けた

そういうレベルのことでいいので
何かをしたら、

「おお、やった!」
「素晴らしい」
「さすが私だ!」

とほめてあげてください。

すごいことをしてください、
という話ではありません。

なんでもいいのでほめてください、
という話です。

なので、やることはいままでの
生活と同じでいいです。

やったあとにほめる、
これを追加するだけです。

■ダメでもほめるのがうつ病脱出のコツ

「いや、でも、失敗することも
あるじゃないですか。

そういうことがあるとすぐに
気持ちが落ち込んで、私はダメだと
思ってしまうんですが…」

大丈夫です。

失敗、というか、思った結果が
出なかった時もほめることができます。

まず、思った結果が出ない、というのは、

・難しいことにチャレンジしている

のです。

いつも普通にやっていることではない、
あまりやったことのない、慣れていない、
難しいことをやるから失敗するのです。

であれば、

「私は難しいことにチャレンジした!
 すごい!」

「慣れないこともやろうとしている
 私は素晴らしい!」

「他の人はこんなチャレンジを
 していない、私はすごい!」

というほめ方を使ってください。

最初は、違和感があると思います。

「そんなの信じられないよ」

と思うかもしれません。

それでもいいです。

いままでに散々自分のことを
バカにして卑下して下に見てきた
時代が長すぎたので、その方が
しっくりくる考え方になっているのです。

なので自信がないのですが、

それから抜け出すために、あえて
真逆の考え方をクセづけて
徹底的に使って欲しいのです。

なので、最初は慣れずに、
気持ちが悪いのは当然です。

そこは気合と根性で乗り切って、
何度も自分をほめる言葉を
使ってください。

声に出さなくてもいいです。

小さい声でもかまいません。

いままで自分を傷つけまくった
言葉を捨てて、

・自分を自分でほめる

ようにしてください。

これを繰り返し行うことで
自信をじわじわ上げることができます。

■自信とうつ病の関係

あなたが自信を上げる、つまり
自分で自分のことを信じられる
ようになると、どうなるでしょうか?

何か、これまでなら困り、イライラして、
落ち込むような問題が起こったとしても、

「まぁ、確かに大変そうだけど、
なんとかなるでしょ、私がやるんだし」

と思えるようになります。

「まぁ、なんとかなるでしょ」

と思えるようになると
ストレスが発生しません。

頭の中では、これまでのような

・上司に怒られる
・顧客に怒鳴られる
・休みがなくなり長時間労働になる

などのイメージではなく、

・なんとかなって解決している自分

のイメージが作られます。

「まぁ、なんとかなるでしょ」

の裏には、すでに解決している自分が
頭の中にいるので、比較的落ち着いた
気持ちでいられます。

落ち着いているので、やるべきこと、
そしてその方法がちゃんと見えます。

あとはやれば終わるんだから
行動すればいいよね、
という気楽な気持ちでいられます。

まだ自信がついていない状況で
この話を聞いてもピンとこない
かもしれません。

なのでまずは、

「私は、できる」

と思いながら、

「こんなのできた私は素晴らしいな」

「チャレンジしている私は素晴らしい」

と徹底的にほめて自信を上げる
作業を始めてください。

何も準備はいりませんし、
お金も道具もいりません。

あなたが自分でそう思い始める
だけでスタートできます。

自信が上がってきたら、今まで
避けてきた問題のことを
考えてみてください。

「まぁ、なんとかなるでしょ」

と思えてくるのがわかると思います。

■まとめ

うつ病の症状を感じる30代
責任が重くなり、逃げたくなる
傾向にあるように感じています。

その根本的な原因は、あなたが
自分で自信を下げてきたからです。

「私は、できない」

を繰り返してきたのです。

私たちは、普段考えている通りの
自分になっていきます。

なので、自信を上げるためにも、

「私は、できる」

と思い続けましょう。

それを強化するために、
自分をほめつづけてください。

できたら、ほめる。

できなくても、チャレンジしている
自分をほめる。

これを続けて自信を上げていけば
目の前の問題も「できる」と
思えてきます。

そうなると、ストレスや、不安、
作業を押し付けてきた他人への怒りが減り、
落ち着きを取り戻せてうつ的な症状も軽減しています。

まず、あなたがすることは、

・小さなことをほめる

です。

とりあえず、私の話をここまで
読んできたことをほめておいてください。

あなたは自分の人生を良くするために
ここまで頑張ってきたのです。

そのこともほめておいてあげてください。

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