こんにちは、福原です、
コメント、メッセージ、アンケートなどで
読者さんの声を聞いていると
「友達に裏切られた」
「誰も心配してくれない」
「信じていた人がいるのに、助けてくれない」
などと、人間関係に悩む人が多い気がしています。
私も経験があるのですが、病気を経験すると
あれよあれよといううちに、周りの人たちがいなくなり
気が付いたら一人ぼっちで過ごす時間が長くなっている
ということがあると思います。
私は病気で倒れてから、働いていた会社の人たちとの
人間関係がすべて無くなり、
「会社ってそういうものだよね」
と悲しくなった記憶があるのですが、
あなたはどうでしょうか?
「福原さん!
私の周りには力になってくれる人がたくさんいて
本当に幸せなんです!」
という人は今日の話は聞かなくていいと思うのですが、
一人で苦しんでいる人
友達だと思っていた人が去っていた人、などは
よく聞くようにしてください。
なぜあなた大切な人は去っていったのか
それは何を意味するのか、が分かると思います。
毎日孤独な日々を送っているならば最後まで
話を聞くようにしてください。
今回のテーマは
『あなたが一人でいる理由』
です。
■友達100人できるかな♪
という歌があったと思います。
「1年生になったら~」という歌詞だったので
幼稚園でならうのでしょうか。
「みんな仲良くしましょうね。
ケンカしちゃだめですよ」
というメッセージが入った歌だと思うのですが、
私はこの歌に込められた
『ある強力なメッセージ』
を以前から感じ取っていました。
それは、
■「お願いだから仲良くして!」
という先生と親の切なる願い、です。
あなたもニュースなどで知っているかと思いますが
「学級崩壊」
という、授業をまともに受けず、遊んだりどこかに
いってしまう子供が増えている状況があるようです。
そこで、先生は考えます。
「どうやっておとなしくさせようか…」
そこで「みんな仲良くしましょうね」の歌が
出てきます。
「周りの人とケンカしちゃだめよ
無視もしちゃだめよ
みんな一緒にすごして、みんな仲良くしましょうね」
ケンカされたら困るので、必死に教えます。
お願いだからみんな仲良くしてくれ!と。
■ルール
ちょっと視点を変えて、そういう歌などを教えている
先生や親のことを考えてみましょう。
彼らの生活はどうでしょうか?
みんな仲良くしていますか?
誰のことも無視していませんか?
ケンカしていませんか?
・・・
いいえ
一部の人としか仲良くしていませんし
困っている人がいても無視していますし
心の中では「あいつうざいからキライ」と思っています。
真反対です。
言っていることと、実際の状況が違いすぎます。
そう、
「友達100人作って仲良くしましょうね」
というのは、子供をおとなしくさせようとする
大人たちが作り出したルールです。
大人が子供に押し付けているルールです。
でもそのルールに従っている『大人』はどこにもいません。
■洗脳
私たちは、大人が教えてくれる
「みんな仲良くね」
のルールを信じこんで、歌まで歌って覚えようとします。
でも、そう簡単にみんな仲良くはできません。
人それぞれ考え方が違うので、その違いから
ケンカしたり、無視したり、いじめたり
面倒くさくなって話さなくなったりするのです。
でも、
「みんな仲良くね」
という刷り込まれたルールがあるので、
「みんな仲良くしないといけない、のに
私は友達が少ない、どうしよう…」
と苦しむことになるのです。
■「あなたの親友の数は?」
ちょっと話を変えますが、
アメリカで、あるアンケートが行われました。
それは、
「あなたの『親友の人数』は何人ですか?」
という質問です。
アメリカというと、週末にパーティーが行われていて
みんな仲良くしているイメージが私にはあるので
親友の数は多いように思えます。
では、実際のアンケートの結果はどうだったかと言うと、
親友の数を平均したところ、
『0.75人』
だったのです。
平均が0.75人になるためには
「私は親友が一人もいません」
と答えた人がたくさんいる、ということです。
そう、パーティーでたくさんの人と出会うような
アメリカ人でさえ親友と言える人は非常に少ないのです。
私たち日本人も同じか、それ以下かもしれません。
■現実
残念なこと、なのか、喜ばしいことなのかは
わかりませんが、これが現実なのです。
私たちの周りには
「ケータイのアドレス、何件登録してある?
えぇ?そんなに少ないの?
オレ300件はあるぜ」
とか
「休みの日、何してるの?
え?部屋でゲーム?
寂しい人生送ってるなぁ。
オレは今週末は合コンだし
来週はみんなで飲み会やるんだ
お前も来るか?」
とか、
「オレ、友達多いぜ自慢」をする人もいて
正直ウザイのですが、
多分彼には「親友」はいません。
それが現実なのです。
■もし友達100人いたら?
「いや、でも福原さん、
親友が少ないのは分かりましたけど
『友達』くらいの付き合いなら、たくさんいた方が
寂しくないし、いいんじゃないですか?」
なるほど、わかりました。
ちょっと考えてみましょう。
ここでは、友達づきあいが100人あるとします。
携帯に友達が100人登録されています。
100人いたら、そのうちの2割くらいの人は
1日のうちにメールを送ってくるかな、と想像します。
なので、20通は毎日届くでしょう。
それにあなたは返信します。
友達を減らしたくないからです。
まず20通書きました。
しばらく待ちます。
まだかなまだかな。
返ってきました。
半分の10通です。
それに返信します。
10通のメールを書きます。
・・・
返ってきました。
半分の5通です。
また返信します。
5通書いて送ります。
・・・
さすがに3往復もすると夜中になるので
これでおしまいにして起きましょうか。
さて、何通書きました?
35通ですね。
・・・
あなたはこれだけの数のメールが書けますか?
私は無理です。
さらに、友達からのメールには
「土曜日にボーリングいこうぜ」
「日曜日空いてる?合コンあるんだけど?」
「明日ちょっと夜のみに行かない?」
「旅行行くんだけど一緒に行く?」
などなど、お誘いも含まれていると思います。
「おぉ、オレって人気者!」
と思うかもしれませんが、すべての誘いについて
いっていたら、時間とお金が無くなります。
そんな感じの日々を毎日過ごしていたら
どうなるでしょうか?
毎日カチカチ、どうでもいい内容のメールを
書きまくり、友達と週末遊びまくり
楽しい楽しい日々が過ぎていく、、、でしょうか?
・・・
正直、面倒くさいです。
もっと一人の時間が欲しいですし
自分のやりたいことに時間も使いたいです。
なにより、メール書いてるよりも寝る時間が欲しいです。
・・・
さて、ちょっと長くなりましたので
前半はここまでとして、後半に続く、と
させていただきます。
後半では、去っていった人をどうすればいいのか、を
お話ししていこうと思います。
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