福原です、
今回は次の質問に答えます。
「会社に行く気力がありません。吐き気がします。」
なるほど…
私自身も過去に朝会社に行きたくなくて、ギリギリまで家にいたことがあります。
当時はフレックスタイム制で10時までに行けばよかったので、毎朝9時50分に出社して「遅(おそ)ようございます」と言われていたものです。
で、その頃を振り返って思うのですが『頑張りすぎ』なのだと思います。
頑張るとは簡単に言うとイヤなことを無理にやることです。私たちはイヤなことはやらないように努力します。無意識ではイヤなことを避けようとします。
頑張る、とはこの逆のことを行うことです。イヤがって逃げている自分を無理やりイヤなものの方に進めようとする作業です。そりゃストレスまみれになりますし、吐き気もするでしょう。
とはいえ、すぐに会社を辞められるか、と言えばそうもいかないと思います。
なので、次のことをしてほしいと思います。
自分の理解者になる、です。
私たちは、自分の本音を誰かに理解してもらうと心が落ち着きます。「あーそれね。そういうことあるよね。わかるわかる」と本心から言われると安らげるのです。
しかし現実的にそういう人にはなかなか出会うことがないので、あなたがあなたの理解者になってあげてください。
「イヤでもやらないといけないんだ」と思っているあなたに対してもうひとりのあなたが「なるほど、そうか。イヤだよね、わかるわかる。やりたくないんだよねー」と頭の中でつぶやいてあげてください。
そのあとの具体的な行動はまだ考えなくてもいいです。イヤながらも働くのか、いろいろ考えているうちにイヤじゃなくなるのか、イヤだから辞めてしまうのか、その選択はまだしなくていいです。
行動をする前に、本当は自分はどのように考えているのか、自分の素直な気持ちを、あなたが理解することが大切です。
どっちにしろあなたがやりたいと思っていることしかできないわけです。やりたくもないことを無理してやっているから体を壊すのです。
しかし、私が見てきた多くのケースで、そもそも何がイヤと思っているのか、が分かっていません。イヤだ、、の具体的なことが分からないのです。
例えば「仕事がイヤだ」と思っているとしましょう。では、「仕事でお客様のお役に立ててよろこんでもらうこともイヤですか?」と聞くと「いや…それはうれしいです」になると思います。仕事の中にもイヤとうれしいが混在しています。
じゃ何がイヤなのか、を具体的に考えていくと「上司がイヤ」上司の何がイヤ?存在そのもの?「いやそこまで酷い人じゃない」言葉遣い?「それはイヤ」全員に酷いことを言ってる?「いやそうでない人もいる」何が違う?「売上がいい人、、あと趣味が合う人にはやさしい」あなたの売上を上げたら済む話?趣味の話も聞いてあげたら済む話?「そうかも知れないですね…」と詳細なことが見えてくることが多いです。
ここに上げた例は1つの例であって「そんな簡単な話じゃねぇ」という気持ちもあるでしょうが、じゃ何がイヤなのか詳しく考えたことがありますか?と聞くと、多分ですが「イヤなものはイヤ」で思考が停止していると思います。
何がイヤなのかはあなた自身で導き出す必要があります。解決できるものであればさっさと解決してしまったほうがいいです。上司の趣味のゴルフの話でも10分くらい聞いてあげれば終わることなら「21世紀にもなって仕事に趣味の話を持ち込むしょうもないヤツがいるのか」と思いながらハイハイと聞いてあげて自分の仕事の支障になるものを排除しておけばいいのです。本当に気に食わなければ、辞めるなり上の上司に抗議するなりの建設的な対応に変換してください。
ここまで話したことを実現するための一番最初のステップは、自分で自分に理解を示してあげることです。「イヤと思ってはいけない」もしくは「イヤなものはイヤ」という曖昧な理解ではなく「イヤだよね。わかるわかる。で、本当は何がイヤなの?」と本質に迫っていく必要があります。その最初の入口が、自分で自分を理解する、という不思議な行為なのです。
まず最初にやっておいてほしいことは、イヤなことを想像しつつ「あーわかる。イヤだよね。やりたくないよね」と自分で自分に理解を示し、共感してあげることです。そこから先の改善策は元気なときを見つけて徐々に行ってください。そういう改善を行う時に必要なことは、あなたが自分を理解してあげて心を落ち着けて、心と頭のスペースを空けることです。ストレスまみれで困っている人は、自分で自分に共感してあげる、という行為を行ってみてあげてください。
さらに詳しいストレスの解決の方法などはこちらで紹介していますのでよろしければご覧ください。
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