嫌われたくない、ためにやることは?

福原です、

今回は、次の質問に答えます。

「人に嫌われるんじゃないかと思って
 何もできないんです。

 話すこともできないし、
 いつも黙っているか、
 できるだけ人に会うのを避けています。

 なのでいつもひとりで寂しいのですが
 何かいい方法はないでしょうか?」

はい。

「嫌われたくない」
「怒られたらどうしよう」

と思って、人と話すことが怖いと
感じているかもしれません。

なので今回は、

・とりあえず一言くらいは話せる方法

をお伝えしていこうと思いますので
そのまま聞いていてください。

・・・

まず、

・自分矢印

・他人矢印

という言葉を覚えておいてください。

これは何かというと、自分の意識が
誰に向いているか?というものです。

・自分矢印

は、

「私が得したい」
「私は嫌われたくない」
「私が怒られたらイヤだ」
「私は損したくない」

と、意識が自分に向かっている
状態のことを言います。

図にすると、

・他人→私←他人

です。

・他人矢印

は、

「あの人は得するには?」
「あの人が嫌われないようにするには?」
「あの人が怒られないようにするには?」
「あの人が損しないようにするには?」

と、相手に意識が向いている状態です。

図にすると、

・他人←私→他人

です。

ちょっと考えてみて欲しいのですが、
あなたの前に1人の男性が居るとします。

その人が、

「私は、あなたが損をしているように
感じているのです。

なので、なんとかして得するように
 してあげたいのです。

なので良い解決方法をお持ちしましたので
試してもらってもよろしいでしょうか?」

と申し出てきたらどう思うでしょうか?

…若干あやしいかもしれませんね。

何かの売り込みかと気構えて
しまうかもしれません。

でも、本当に善意で言っていたら?

すごくうれしいと思います。

・・・

私は素直に思うのですが、

・相手のことを考えている人は
 嫌われることはない

と感じています。

「嫌われたくない」

という思いの裏にあるのは、

「『私は』、嫌われたくない」

という自分矢印です。

自分のことしか考えておらず
相手のことを見ていないので、

「自分のことばっかり考えて…」

「なんか空気が読めない人だよね…」

と感じの悪い人に思われている
可能性があります。

もしくは、

「嫌われたくない」

と思いすぎて、

「何もしなければ嫌われない」

と防衛策を取りすぎて、
黙り、当たりさわりのない
リアクションを取り、

・特にいてもいなくてもいい人

になっている可能性もあります

どちらにしても、孤独になりますよね。

・・・

ではどうしたらいいか、というと、

・相手矢印

にしてください。

相手の得を考えて、相手を喜ばせる
ことをしてあげるのです。

「そういわれても、具体的に
何をしたらいいのかわからないんですが…」

と思うかも知れませんので
詳しく説明していきます。

まず理解してほしいことは、

・相手も自分も大して変わらない
 生活と思考と感情を持っている

ということです。

恐らく周りの人のほとんどは
同じような環境で生活をしてきた
人たちだと思います。

ほぼ同じような学校に通い、
同じようなものを食べて、
同じようなテレビを見て、
似通った時代を生きているはずです。

なので、

・欲求
・恐怖
・不安

も似ています。

同じようなものを欲しがり、
同じようなことを怖がっています。

もちろん、相手がまったく違う
生活環境で育った場合は
わからないかもしれません。

その人が、外国生まれの超大金持ちで
豪邸に住み、未来の大統領候補が
遊び仲間で、メイドさんが5人いて
20歳も年が下の異性だったら
さっぱりわからないかもしれません。

でも、、そういう人はめったに
いないですよね。

違う人とはいえ、根の部分では
似通ったことを考えている人たちに
囲まれているはずです。

つまり、

・自分の欲と相手の欲は似ている

・自分の恐怖と相手の恐怖は似ている

ということです。

であれば、

・自分の欲が理解できれば
 相手の欲も理解できる

ということです。

例えば、自分がつかれている時に
早く帰って1人になりたいな、と
思うのであれば、相手も同じような
ことを考えている可能性が高いです。

・・・

では、具体的にこれから何を
すればいいか、という話をしています。

それは、

・自分の欲を知る
・自分の恐怖を知る

です。

まずは紙に

・自分が欲しいもの
・自分がやって欲しいこと

・自分が怖いこと
・自分がやりたくないこと

をばーっと書いてみてください。

「ほめられたい」
「車がほしい」
「恋人がほしい」
「いちゃいちゃしたい」

「怒られたくない」
「孤独になりたくない」
「年金が不安だ」

などなど、思いつく限り書いてください。

とても大事な作業になります。

・・・

次に、

・解決策

を考えてみてください。

例えば、

「怒られたくない」

なら、どうしたら怒られないかを
考えてみてください。

「恋人が欲しい」

なら、どうすればそうなるのかを
考えて書いてみてください。

いろいろ出てくると思います。

方法は1つだけ、ということはありません。

なんでもいいので書いてみてください。

・・・

そして、

・相手矢印にしてみる

です。

これまでは自分のことでしたが、
これを、

「もし相手がこれを望んでいるなら
どうしてあげればいいだろうか?」

「あの人がこのことで悩んでいたら
どんな話をしたらいいんだろうか?」

と考えてみてください。

「もしあの人が1人で寂しがって
いるのだとしたら、、

私だったらこうしたらいいと思うし、
こうしてほしいと思うから、、、

じゃぁ、こういうことをして
あげたらいいのかな?」

といろいろ考えてみてください。

考える内容はケースバイケースなので
私から答えを出すことができません。

でも、上の順番で考えれば
大きく外すことはないと思います。

・自分のことを知る
・解決策を考える
・相手の立場になってみる
・何をしたらいいか考える

の順番です。

いきなり相手の気持ちになることは
不可能です。

まず自分のことを自分で
理解してみてください。

相手が子供であれば、自分が
子供の頃に何を望んでいて、
どうして欲しかったのかを
考えてみてください。

いまの立場で考えるのではなく
昔に戻って考えてみてください。

やっていくうちに、相手が望む
ことがわかってきます。

・・・

で、最後に、

・何かする

です。

何か、はこれまで考えてきたことの
うちの何か、です。

なんでもいいのですが、

・いまできること

からはじめましょう。

ここで、

「これでいいのだろうか?」

「もっといい方法はないだろうか?」

「やったら怒られないだろうか?」

と考え始めると、結局何も
変化を起こせません。

変化を起こすためにやっているので
何でもいいのでできる行動をとりましょう。

何でもいい、とはいえ、

・自分が望むことで
・その解決に結びつくと思ったこと

をやるので、思いつきの適当な
ことをやるのではありません。

相手の役に立つ可能性が高いことを
やるので、自信を持って行動しましょう。

行動の内容はいろいろです。

もしかしたらそれは、

「何もしない」

なのかもしれません。

それは、相手がいまはひとりでそっと
しておいてほしいだろう、と判断した
ときです。

が、個人的には「何もしない」は
できるだけ避けてほしいと思います。

・何でもいい

ので小さなことでもやりましょう。

何かをするためにここまで長い話を
聞いていろいろ考えてきたのです。

その元を取るためにも行動を
取っておいてください。

・・・

まとめですが、

・自分矢印
・他人矢印

をまず理解しましょう。

相手に何か得を与えられないか?と
考える人は嫌われません。

そして、

・自分の欲、恐怖を知る

です。

相手の理解の前に、自分の理解を
しておいてください。

自分がわかれば、相手がわかります。

最後に、

・何でもいいからやる

です。

すでに頭の中には、相手の欲を
満たす何かの行動があるはずです。

それの出来る部分だけでもやりましょう。

ひとつの行動が状況を大きく変える
可能性もあります。

何もしない人生はここで終わりです。

相手のために何かやりましょう。

それが『嫌われない方法』です。

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