福原です、
次の質問に答えます。
「真面目な思考を変えたいです」
はい。
真面目とは何か?
まずは『真面目』という言葉の意味を考えてみましょうか。
辞書にはこうあります。
1.本気であること。うそや冗談でないこと。
2.まごころをこめること。誠実なこと。
文字にすると良い言葉のように見えてきます。
しかし、私はこう考えます。
真面目とは、『真』に『面目』を守ることだ、と。
面目とは、次の意味です。
めんぼく【面目】
世間の人に合わせる顔。体面。
つまり真面目とは、真に世間の人に合わせる行為、と考えています。
「真面目を変えたい(辞めたい)」と思うのはつまり、他の人に合わせるのがつらいからやめて、自分の思う通りに生きたい、という意味だと思います。
そうしましょう。
「そうしましょう、と言われてできれば苦労はしねぇよ」と言われそうですが、まずは、真面目が本当はそんなに良いことではなくて、他の人に合わせているから苦しんでいるんだ、と分かることが大事です。
自分が何に悩んでいるのかが分かれば、あとの対処は簡単になります。
相手に合わせているんだから苦しい。だったらそれを辞めればいいじゃん。それだけの話しです。
問題を見ない、やりたいことを見る
ここで重要な考え方は、問題を解決する時には、問題と思っているものを見ないようにする必要がある、ということです。いま自分がこれが問題だ、これが原因だ、と思っているものには実はあまり意味がないことが多いです。
そこではなく『あなたが望んでいる状態』を見ることが大事になります。イヤなものを見るのではなく、欲しい物を見るのです。
真面目、つまり、人に合わせることをやっているから大変だ、と分かったいま、それはそれで置いておいて、そこを見るのを辞める必要があります。そればっかり見て「人に合わせないようにするのがいいんだな」と思っても、何をしていいかわからないからです。
あなたがこれからすることは、何をやりたいのか、を考え、設定して、行動を取り始めることです。問題を直視して悩んだり落ち込んだりしても、何も行動ができません。行動してようやくなんらかの変化を起こすことができます。行動のモチベーションになるのは「これやりたい」という気持ちにほかなりません。
したいことを見つけるために質問しよう
ようするに、したいことを考えましょうね、ということです。ただし、多くの人は自分がしたいことを考えたことがありません。なので「私は何がやりたいのか」「何が達成されるとうれしいのか」という質問から始める必要があります。
人生は、あなたがやりたいことに向かって進み続けるその連続です。達成したいことを達成するために進むことだけをやっていればよいのです。その時には他の人の意見はどうでもよいです。誰かがあなたに「これがいいよ」とか「こうしないとダメだよ」とか「そんなことしてるのバカなの?」とか言おうが言うまいが、何も関係ありません。
他人の意見はどうでもいいこと
しかし、真面目なあなたはそういう言葉を重要視して、周りに合わせよう、目立たないように使用、自分の意見を言わないようにしようとして生きて、そして息苦しさを感じて、何かを変えないといけないと思っているのです。
これは非常に良いことです。あなたが苦しみを感じることで、いまこの瞬間に、これからは自分が望む方向に進むことがよいことだ、と理解できるからです。苦しさの原因は自分が周りに合わせようとする真面目な性格や行為が良いことだ、と間違って認識していたからだ、と分かったわけです。
質問を続けてみよう
なので、これからまずやるべきことは、何がしたいのか、何が楽しいのか、という質問を常に自分にし続けることです。質問をする、というのは、ただ「何がしたいのか何がしたいのか…」と念仏を唱えるように言い続けるヤバい人になる、という意味ではなく、質問してその答えを自分の周囲から見つけ出す、という意味です。
「何が楽しいのか」と質問して、少しでも興味があるものがあれば、すぐに調べたり、体験したり、買ったり触ったり動かしたりしてください。それをやっている人に話しかけたり、体験会に出てみたり、スクールに通ってみてください。
実際にやりたいかどうかは、実際の行動でやってみないとわかりません。真面目に生きてきた人は、そういう具体的な行動に苦手意識を持っているかもしれませんが、人のやっていることに合わせて生きる苦しみよりは、よほど簡単な行為だと思います。ただ試すだけのことにわざわざイヤな思いを重ねる必要もありません。ただやるだけ、です。
ということで、真面目、って相手に合わせることだよね、それはつらいよね、だったら合わせないほうが良くない?で、どうすればいいんだっけ、やりたいこととか楽しいことを自分に質問して答えを探せばいいんだっけ、じゃ、何が楽しいのかな…と考え始めることからスタートしておいてください。
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