福原です、
会社に行く気力がないんです
次の質問に答えます。
「会社に行く気力がありません。吐き気がします。」
はい。
大変ですよね。
ヘビが出た、と言われた時の思考
私たちは妄想の世界を生きています。
変なたとえですが、あなたが家に帰ってきた時に、
「さっきあんたの部屋にでっかいヘビが出たのよ」
と言われたらどう思うでしょうか？
怖いですよね笑
でも、まだヘビは見ていないのです。
もしかしたら家族がウソをついているかもしれません。
でも怖いのです。
それはあなたの頭の中にヘビを想像するからです。
イヤな会社を妄想すると行きたくなくなる
では、会社に行く気がないのはなぜでしょうか。
会社が怖い、と想像しているからです。
「いや、うちの上司はいつも怒鳴っていて、
私のことをバカにしてくるんです。
そんなところ行きたくないでしょ！」
と思うかもしれません。
それが事実としても、やはりあなたの
頭の中では『イヤな会社』を想像しています。
それだけで怖くて行きたくなくなるのです。
ここでは、実際にあなたが頭の中で
会社でイヤなことがあるんだ、と
想像している事実に気が付いておいてください。
まずはそこから始めましょう。
妄想の世界のイヤな会社はホンモノなのか？
次に、あなたの頭の中の想像が
事実かどうかを確認しましょう。
「上司が怒鳴っている」
として、それは事実でしょうか。
１日に何度怒鳴るでしょうか。
何に対して怒鳴るでしょうか。
「１日に…１回くらい？
いや、怒鳴らない日もあるな」
「何に対して怒鳴る？
若いやつが安全確認せずに作業に入ったときに怒鳴ってたな…」
もしそれが事実だとしたら、
意外に良い上司なのかもしれませんね笑
実はヘビはミミズだった！
ヘビの例に戻ると、
「ヘビがいた」
と言われただけで、
「でかいかもしれない」
「毒を持っているかもしれない」
「噛まれたら死ぬかもしれない」
と勝手に想像するかもしれませんね。
でも本当は、ヘビではなく、でっかいミミズだったら？
「なーんだ」
「気持ち悪いけど、ティッシュでつまんで庭に投げとくか」
で終わりですよね。
想像の世界で考えることは
常にネガティブで巨大化します。
本当はミミズでも、
「巨大で凶悪な毒蛇に噛まれて私は死ぬ」
と思うこともあるのです。
本当に上司はクソなのか？
では、会社は毒蛇でしょうか、ミミズでしょうか。
それを確認しましょう。
確認作業に使うのは、紙とペンです。
まずは、あなたが思っている会社のイメージを
書き出してください。
・上司がクソ
・仕事がきつい
・クライアントがバカで商品を理解できない
・職場がくさい
なんでもよいです。
で、書いたこと１つ１つに対して、
「事実はどうなのか？」
と言いながら事実を書き出しましょう。
・上司がクソ
を見ながら「事実はどうなのか？」と
自分に問いかけるのです。
「クソ、ってどういう意味だ？」
「仕事をしないってことか？」
「上司って何の仕事してるんだ？」
「あれ、上司の仕事ってよくわからんな…」
「いやでもあいつはクソだ」
「人をバカにする」
「なんて言ってたっけ」
「うまく思い出せないな…」
「思い出せないことに怒っているのか俺は？」
と、いろいろ考えて事実を探し出してください。
やってますか？
やってますか？
やってくださいね。
やらないとあなたの人生は良くならないですよ。
私たちは本当のことを知らない
やると分かると思いますが、
なにが事実なのかを理解していることは
少ないと思います。
発生している物事をそのまま受け止めずに
自分の理解のもとに『想像』していることが
分かると思います。
思い込んでいるわけです。
「あいつはクソ」
「これはダメ」
となんとなく思うわけです。
このなんとなくを取り除いてください。
事実がわかると対処方法がわかります。
本当に上司が差別的な表現で怒鳴り散らかしているのであれば
即刻社長に報告すべきです。
でも安全確認を怠った人に怒鳴っているのであれば
改善すべきは怒鳴る上司ではなく、
安全確認を怠った人のはずです。
「いや、それでも怒鳴っちゃダメでしょ」
と思うのであれば（私もそう思いますが）
怒鳴る以外の手段で安全確認を怠らないように
社内で解決策を探し出すべきです。
怒鳴っている上司に怒っている場合ではありません。
思い込みから離れるとラクになれる
・上司＝クソ
・怒鳴る＝してはならない
と思うと、その妄想を大きくして
ネガティブな考えにしかなりません。
その思考からいったん離れて
事実を確認してください。
実際に何が起きているのか、を
目で見るのです。
そのためにまずは紙に書きだしましょう。
妄想の世界ではなく、事実の世界、
データの世界で考えましょう。
あなたの勝手な思い込みで悩むだけの
考え方では「会社行きたくない」という
ネガティブな思考になるだけです。
事実を確認すると、解決策が見えてきます。
それは、会社を辞める、なのかもしれません。
それはそれで良いことです。
いまの会社の文化が受け入れられないのであれば
良い環境で働くために退職するのは
あなたの人生を良くする選択です。
ただ単に「イヤだから辞めたい」と思い続けるのを辞めて、
事実を元に判断するクセをつけてください。
妄想から抜け出して事実を見る
もしかしたら上司は良い人なのかもしれません。
もしかしたらあなたはその場所で働くよりも
別の場所が似合っているかもしれません。
何が望ましいのかを知るために、
妄想の世界でネガティブまみれで考えるのを辞めましょう。
そして、事実を確認した上で、
冷静な気持ちでどうすべきかを考えましょう。
役立つツールはノートとペンです。
では、事実を探し出しておいてください。
ポイント
・イヤの原因は妄想の世界
・妄想の世界はミミズが毒蛇になる
・ノートとペンで事実を探す
・事実を元に判断しよう
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