福原です、
■集中力がないんです…
次の質問に答えます。
「最近頭がボーっとして
記憶力がないんです。
持ち物もすぐ忘れてしまいますし
これもうつ病のせいでしょうか?」
■医療業界の戦略…
「記憶力がなくなってませんか?」
「物忘れがひどくありませんか?」
という話をまわりから聞くように
なったと思いませんか?
多分、ですが、
・広告戦略
です。
認知症の治療をさせるために
医薬品関連の会社が積極的に
宣伝をしているのだと思います。
なので、最近妙に、
・記憶力
に関する質問が増えています。
実は、これはうつ病でも
似たようなことがありました。
・うつ病は心の風邪ですキャンペーン
です。
私もこれにまんまと引っかかって
それまで考えたことのない
心療内科での治療を行いました。
そして、うつ病のせいなのか、
薬の副作用のせいなのかわからない
ひどい症状に悩まされました。
なので、いま、
「私の記憶力は大丈夫だろうか?」
と心配になっている人は、
・宣伝を見てそう思ってないか
と確認をしてみてください。
■まぁ大丈夫でしょう
で、結論ですが、
・ここの話を聞いて、ある程度
理解できていれば大丈夫
だと思います。
もちろんあなたが高齢者で
周りの人に心配されているなら
お医者さんの治療も考えたほうが
いいかもしれません。
が、そうでなく、ここまで私の話を
聞けているなら大丈夫だと
個人的には思います。
■大事なものが見えなくなっている
そもそも、私たちは、
・大事なことしか覚えていない
です。
忘れ物をしたとして、それが
持って行かなくても問題ない
ものだったのかもしれません。
もしくは、いつもは使わなくて
持っていくクセがなかっただけ
かもしれません。
うつ状態にある時に大事だと
考えていることは、
・イヤなこと
・症状の苦痛
・他人への怒り
・悲しみ、孤独
・罪悪感
・未来の不安
といったことです。
かばんにケータイを入れるとか
書類を書くとかいうことよりも
もっと大事に考えていることが
たくさんあるのです。
なので、他のことの重要度が下がり
忘れてしまうのだと思います。
■不安を消すためには?
では、どうしたらいいか、ですが、
・リラックス
しましょう。
恐怖やイライラ、罪悪感など
ネガティブなことのほとんどは
考えてもいいことがありません。
それを抑えるためにも
まずはリラックスを心がけましょう。
「リラックスしろって言われても
すごく大変なんですけど!」
と思うかもしれませんが、
具体的な方法よりもまずは
・リラックスする必要がある
ということを理解してください。
今は、どうでもいいことを
重要だと勘違いをしています。
「これからどうなるのか…」
と考えることが重要だと
思っているのです。
その思考を続けても
いいことはおきません。
・不安を考えるから、他の大事なことに
目が行かなくなり集中力が下がっている
ということを理解できるためにも
リラックスが必要です。
なので、焦ったり怒ったり、
この話にイライラしているなら
なおさら、
・リラックスをする必要がある
と思っておいてください。
■どうやってリラックスするのか?
で、具体的なリラックスの方法ですが、
・深呼吸
です。
ただ呼吸するだけなので
「そんなので効くのか」と
思われがちですが、効きます。
ゆっくり呼吸をしながら
その呼吸に集中する。
息がクチを、のどを、胸を
通過するところを観察する。
それだけの時間を過ごしてください。
呼吸に意識を向けることで
他のことから意識をそむけさせる
ことができます。
イライラ、悲しみが減るのです。
それだけで大きな効果が出ます。
■一番大事なことを考えよう
リラックスしたら、いまの自分に
何が大切なのかを考えてみてください。
一番大事なことは、
・楽しいことをする
だと思います。
「何が楽しいのかな」
「やったらどんな気持ちかな」
を想像してみてください。
頭の中の思考を、
・過去のイヤなこと
から、
・未来の良いこと
に逆転させることができます。
今のつらい状況は、
今の考え方から出てきます。
その考えを抜け出すためも
思考を逆転させて、
・未来の良いことを考える
をやってみてください。
楽しいこと以外のことを
忘れてしまったとしても
人生単位で大した損害はでません。
むしろ、
・楽しいことをやらないことが
人生最大の損失
くらいに思っていてください。
とても大切な話だと思います。
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