おびえながら行動する方法:後半

こんにちは、福原です、

『おびえながら行動する方法』の後半です。

前半はこちらからご覧になれます。

■じゃぁ、どうしたらいいのか?

不安定な生活の中で、まずは少しでも安定した
位置にいけるようにするにはどうしたらいいか、
という話をしていきます。

とにかく最初に行って欲しいのは
『精神的な安定』
を手に入れることです。

お金や住居、人間関係を安定させるには
手間や時間がかかります。
物理的なモノがいるかもしれません。

でも精神的な安定を手に入れるのは
実は簡単なことなのです。

■自分が応援団になる

人の心で考えていることは、ほぼすべてが
周りに言われたことです。

あなたが考え出したことは無いです。

誰かから教えられた考えをそのまま
自分の考えと思っているだけです。

先ほど、被災地ために給食を1品減らして
それを募金しようというニュースを見ました。

すばらしいことだと思います。

その中で子供がインタビューに答えていました。

「僕らが出来ることで役に立つことがあれば
食べるものを減らしてもいいと思います。」

そんなことを言っていたと思います。

で、これは本当に子供の意見なのでしょうか?

周りの大人がこの考え方を教えていませんか?

多分この子は家に帰って、おやつを食べる時に
ケーキが妹の方が大きいからそっちの方がよかった
とだだをこねて、オレはお兄ちゃんだから
大きい方を食べる、とケンカをするのだと思います。

『妹のことを考えて僕は小さい方を取る』
という考え方はもっていないと思います。

子供の考え方は
「僕は得をしたい。たくさん食べたい」

大人の教えた考え方は
「困っている人に分けてあげなさい」

なのだと思いますし、それが自然です。

もちろん、分けてあげるのはすばらしいことです。
ただ、本当の子供の意見ではないと思うのです。

■あなたの意見=周りの意見

あなたは不安を抱えているかもしれません。

「お金がなくなったらどうしよう…」
「仕事を首にされたらどうしよう…」
「家族に離婚をつきつけられたらどうしよう…」

すべては誰かから教えたれた情報です。
別にそれを毎日考える必要はないのです。

「お金が毎日10万円入ってきたらどうしよう」

「辞表を出したら社長が足にしがみついてきて
やめないで、やめないで、やめないで、って
頼んできたらどうしよう」

「嫁さんいるのにあと5人の女性に
結婚を申し込まれたらどうしよう」

でも別にいいのです。

あなたの頭の中のことです。
自由に使ってください。

■不安定から抜け出す方法

で、どうしたら不安定な精神状態から抜けだして
安定してリラックスした思考になれるか、という
話をしたいのですが、これは簡単です。

「大丈夫」

これを繰り返し言ってください。

「大丈夫、大丈夫、大丈夫…」

「お金は入ってくるから大丈夫」
「嫌な人が去って、必要な人が来るから大丈夫」
「着実に健康に近づいているから大丈夫」

・・・

「いやいや、おまえなぁ
そんな大丈夫って言って、大丈夫じゃなかったら
どうするんか?責任とれんのか?あぁ?」

という意見をよく聞くので言っておきますが
大丈夫と言わない、というのはつまり
今の不安な状態を続ける、ということです。

今のあなたがやっていることと
何も変わりません。

今のまま、なら、今のままです。
変えたいのであれば、何かを変える必要があります。

今やっていることを続けながら、別の結果を
欲しがるというのは、無茶な話です。

大雨の日に、傘もささずに公園の真ん中に立って
「濡れたくない!」と言っているようなものです。

濡れたくないなら、傘をさすか、屋根がある
ところまで移動してください。

今の状況に不満があるなら、ちょっとだけでいいので
やっていることを変えてみてください。

歩いて移動するだけですので…。

■自分応援団長

本当にいいのは、誰かに応援してもらうことです。

親や、上司や信頼出来る友人に「大丈夫だよ」と
言ってもらえれば安心できると思います。

でも、そういう人はいないのです。
みんな自分のことで精一杯です。
あなたのことを心配してくれる人は
親でもいないかもしれません。

なので、あなたがあなたを安心させるのです。

■応援の仕方

では、あなたが精神的な不安定から抜け出すために
どうすればいいのかを具体的にお話していきます。

■1.「大丈夫」を繰り返し言う

次のタイミングで「大丈夫」を繰り返し言ってください。
念仏を唱えるようなものです。

・朝起きたとき
・不安になったとき
・夜布団の中で

これをクセ付けておいてください。

あなたは大丈夫です。
それを毎日確認してください。

■2.無理やり大丈夫にする

今の状態がどうであれ、大丈夫だと思ってください。

例えば、

私の言うことをわかってくれない

まだわかってくれる人に出会えていないだけだから
大丈夫だ。
別にわかってくれなくても、私は死ぬわけではない
ので大丈夫だ。

車椅子生活だ

超最新の電動車椅子を作った会社が
「使ってください」と私に頼みに来るから大丈夫だ

首になった

クソみたいな会社をやめられたので
次の会社はまともだろうから大丈夫だ。

などなど。

想像力を働かせてください。
あなたの頭の中は、あなたの自由にしてください。

・・・

■もっと上に行きたい場合

安定した生活はある、でももっとピラミッドの上に行って
『認められている状態』になりたい場合は
「大丈夫」に加えて次の言葉を使ってください。

「いつもありがとう」「よくやってるね」

これをあなたが、あなたに向かって
言ってあげてください。

あなたはいつもがんばっています。

病気の人であればそのがんばりというのは
普通の人の何倍もがんばっていると私は
マジメに思います。

なのであなたはがんばっているのです。

そのがんばりを、あなたが認めてあげてください。

「いつもありがとう」「よくやってるね」

あなたがあなたの応援団長になってください。
あなたの中の人が喜びます。

■宿題■

では、今回の宿題です。

不安定な沼のようなところから抜けだして
まずは心の中をリラックスした状態にして
あげてください。

毎日がんばっているあなたへの、心のご褒美です。

■1.「大丈夫」と言ってあげる

■2.「いつもありがとう」「よくやってるね」
と言ってあげる

これだけです。

単純すぎると思うかもしれません。
こんなことやって意味あんのか?と反論したく
なるかもしれません。

でも、やってみてください。

夜に布団に入りながら

「今日も一日よくやったね、ありがとう」

と声に出さなくてもいいので、繰り返して言って
あげてください。

あなたは誰からも責められなくていいんです。

せめてあなただけは、自分のことを責めるのを
やめて、ほめてあげてください。

最初の一歩はそこからです。

■『うつ病脱出プロジェクト』では
 さらなる行動につながる話をしています…

福原宏志

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