オバケを見つめて行動する方法:後編

こんにちは、福原です。

「オバケを見つめて行動する方法」の後編です。

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では、ここで少し話を変えて

「恐怖とはなにか?」

について話していこうと思います。

恐怖とは何かを知ることで、

あなたがなぜ行動ができないのか、が理解できて
では、行動するためにはどうしたらいいのか?も
同時に理解できるようになります。

自分の部屋の中で布団をかぶって
ブルブルと恐怖に震えて
どうなるかわからない未来を怖がって
何も出来ない状態から抜け出したいのであれば

ちゃんと話を聞いて欲しいのですが、

恐怖には2つあります。

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「2つの恐怖」

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1.失敗したくない恐怖

2.成功したくない恐怖
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「失敗したくない恐怖」とは

・カラオケで歌って笑われたらどうしよう
・仕事で失敗してお客さんに怒られたらどうしよう
・上司に怒鳴られたらどうしよう
・告白してふられたらどうしよう

・・・

というものです。

「成功したくない恐怖」とは

・テストでいい点とったらイヤミに思われるんじゃないか
・上司よりも先に昇進したらなんか気まずいな

という感じのものです。

成功するのに恐怖に感じるのは
少し不思議に感じるかもしれません。

さて、私たちは子供の頃から

「間違ったらダメ」

と言って育てられてきました。

学校のテストでも、間違ったら点数が引かれる
という方式だったと思います。

つまり、

「間違ったら点数が低い」

のです。

例えば学校でテストを行なって
その点数が「90点」だった時

・10問、間違えた

と考えて、あと10点足りないのはなぜか?
考えるように教えられてきました。

でも、「90点」という点数を見て

・90問、正解した。

と考えることもできます。

「できたことがすばらしかったので、点数がもらえる」

という考え方です。

「間違いを責める」

「正解したことをホメる」

という二つの考え方があると思いますが、

どっちの方がいいか?というと、
どうでしょうか?

どちらがあなたにとっていいと思いますか?

・・・

おそらく「正解したことをホメる」
ではないでしょうか。

あなたがちゃんとできたときに、

「よくできました」

と言われると、うれしくなると思います。

「なんで間違えたの?ちゃんとやりなさい」

と言われてちゃんとやる人は
なかなかいないのではないでしょうか。

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ここで覚えておいて欲しいことは

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「多くの人は、失敗することに恐れている」

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ということです。

「私は成功したいです」

という思いを持っていても

「でも失敗したらどうしよう…」

という失敗することへの恐怖の方が大きいために
実際の行動をとれないでいます。

「行動したい!」よりも「恐怖」の方が強いのです。

この恐怖を怖がっているために
あなたはやりたいことがあるのにできない
という苦しみを抱えてしまっているのです。

ここで、いくつか恐怖の種類を
紹介したいと思います。

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1.失うことへの恐怖
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・恋人と別れたくない
・今の仕事を失いたくない
・破産したくない

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2.緊急事態への恐怖
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・携帯電話を持っていないと怖い
・もしもの時のためにクレジットカードを持っておこう
・生命保険に入っておかないと不安だ

・・・

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3.フェアでないことへの恐怖
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・おごってあげたのに、何もしてくれなかったらイヤだ
・こんなに頑張ってるのに、低い給料で働きたくない

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など、いろいろあるのですが、
これらの恐怖を感じているために
あなたが行動できずにいるのです。

この恐怖の呪縛から解き放たれない限り、

あなたは見えないオバケに怯えて
暗い部屋に入りたくない、と
子供のように駄々をこねて
同じ場所に居続けることになります。

でもあなたは、実際に電気をつけて
オバケを見つめて

「オバケなんていなかった」

ということに気がつくことができます。

そのために、あなたにはこれから
実際にオバケを見つめてもらいます。

これから行うエクササイズを行うことで
ブルブルと震える子供から
実際に自分で行動できる大人へと
変わることができるのです。

今の状況で頭を抱えていたら
明日からもずっと怖がり続ける人生が続いてきます。

今日、このエクササイズを行うことで
あなたの心から恐怖のオバケが消えていきます。

そうして実際にあなたの足で
前に進むことができるのです。

必ず行うようにしてください。

以前にも同じエクササイズがありましたが
何度も繰り返し行うことで、さらに
恐怖を取り除いて行動が加速していきますので
面倒と思わずに行うようにしてください。

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「オバケを見つめるエクササイズ」

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■ステップ1

紙とペンを用意する
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■ステップ2

不安をすべて書く
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お金が無くなるんじゃないか
裏切られるんじゃないか
誰も助けてくれないんじゃないか

症状が治らないんじゃないか
保険が出ないんじゃないか
支払いができないんじゃないか

結婚できないんじゃないか
便秘で困っている
交通事故にあうんじゃないか

部屋のカビが消えない
眠れない
起きれない

孤独になるんじゃないか
立っているだけでつらい

・・・

思いつくすべての恐怖を書きこんでください。

上の例は、私が昔書き込んだものから
抜粋しました。

あなたに今やってもらっていることは
私も自分で行なっているエクササイズです。

私自身で試して効果を確認していますので
安心してやってください。

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■ステップ3

書きだした不安を見て
「これは起こりうることだ」
と受け入れる
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「いやだ、そうなりたくない!」

ではなくて

「そういえば、確かにこうなっても
おかしくはないな、、」

と冷静に受け入れてください。

私の場合は、書きだしたことのほとんどは
自分で経験したことでしたので
すんなり受け入れられました。

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■ステップ4

最低最悪の状況を想像する
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起こりうる範囲で、最低最悪の状況を
考えてください。

私の昔の例を書きますと、

「身体が動かなくなって、ベッドからでれなくなって
仕事もできないし、誰も訪ねてこないし、
眠れないし、そこに泥棒に入られて、携帯が盗まれて
連絡ができなくて、保険屋さんもこなくて
パソコンも壊れて、ネットにつながらなくて、
一人でずっと横になって過ごす…」

という目も当てられない状況を
想像しました。

あなたも実際に行ってください。
私の例を見るだけでは何の意味もありません。

解りやすいように例示しているだけで
こういう風に考えてくださいね、という
わけでもありませんので、あなたの自由に
行ってください。

何度も繰り返りますが、見るのではなくて
行うようにしてください。

あなたの人生を変えるための重要な
エクササイズです。

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■ステップ5

もし、そうなったとしても
生き延びることができるか?
と考える
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今の日本の保護システムは凄いものがありまして
最低限の生活は保証されています。

それらをフルに活用してでもいいので
生き延びられるか?を考えてみてください。

私の場合は、書いたことはすでにほとんど
経験していましたので、もう一回同じことが
起きてもうまくやり過ごせる、と思いました。

あなたはどう思いましたか?

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■ステップ6

何を自分が学ぶことができるか?
を考える
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恐怖のオバケをいま見つめてみました。

その上で、

「どんなポジティブなことが起きるか?」
を考えてみてください。

例えば、人と話すのが怖い、という恐怖が
あったとしたら

恐怖:
人と話すのが怖い

最低最悪の状態:
その人と話したら、ののしられて馬鹿にされて
蹴飛ばされてつば吐きかけられて
二度と来るな!と言われる

ポジティブなこと:
そんな人とは付き合わない方が自分のため
新しい人を見つければいい

という感じで、どのようにポジティブに
考えられるか?を考えてみてください。

私の例ですが、

・不安をもたらすものから遠ざかることが必要
将来の不安を思ってもなにもいいことないので考えない

・健康を保つ努力を日々行う
トレーニング、サプリ、散歩、睡眠、ストレス排除

・保険はあまり役に立たない
貯蓄型に入らない、掛け捨てで十分

・泥棒とか、携帯壊れるとか、事故に遭うとか
考えすぎない、一度防ぐことをしたら、忘れる

・助けてくれる人を探しておく
本当に困ったときは連絡をする
大体助けてくれるもの、遠慮しない

などと昔このエクササイズを行なったときは
考えていました。

これが正解、ではないです。
あくまで例ですので、この考えに
引きづられないようにしてください。

何度も「これは例です」と言うのは、

結局、あなたがどう考えて、どうするのか?
が正解になるから、です。

私がこう考えています、こうしています、と
いうのを真似しても、私には上手くいっていても
あなたに合うかどうかはわからないのです。

ですので、あなたは、あなたが考え出したものを
重要視するようにしてください。

私の考えの中に、役に立ちそうなものがあれば
もちろんそれを使ってもらってかまいません。

・・・

エクササイズは以上です。

実際にやってみていかがだったでしょうか?

私たちは、自動的に恐怖を感じ取って
行動してしまう本能を持っています。

それをうまく利用しないと
本来感じ無くてもいい恐怖に振り回されて
結局何もできなくなってしまうのです。

そのためには、避けなければいけない
ものがありました。

そして、今あなたを振り回している恐怖を
実際に見ることで、それを消すことができる
こともわかりました。

多くの人は、テレビを見て思考が停止して
そのままの状態で止まっています。

あなたはネガティブな気分になるものを避けて
自分の心を見つめて行動ができるように
かわる方法を今回、知ることができました。

なので、今回のエクササイズを行なって
心のオバケを消してください。

恐怖を書きだしてそれを見つめる、という
小さな行動が、これから一生のあなたの
行動を変えていくことになります。

では、今日の宿題です。

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■宿題1

「オバケを見つめるエクササイズ」

を実際に行う
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■宿題2

実際に行なった感想を、コメントか
メッセージで教えてください
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普段の生活で、

「私はこれが怖い」

ということを真面目に考えることはないと思います。

普段と違う思考を行うことで新しい思考回路が
回り始めて、これまでの落ち込んだ気持ちから
抜け出すきっかけになります。

ぜひエクササイズを行なって
感想を教えてください。

・・・

今回は長い話となりましたが、最後まで
聞いてくださいましてありがとうございました。

あなたのお役に立つ話をしていこうと
思いますので、感想や、疑問、
わからないことがありましたら
なんでも教えてください。

すべてのコメント、メッセージには
きちんと目を通していますので
よろしくお願いします。

では、また話を聞きに来てください。

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