時限爆弾を爆発させろ

こんにちは、福原です。

「イヤなことをやる方法」

の話の続きです。

前回までに

■1.「自分の意志で行う」と決める

■それに加えて、「程よいプレッシャーを作る」

という話をしてきました。

今回は、程よいプレッシャーの話からです。

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■2.程よいプレッシャーを作る

程いよいプレッシャーとは、自分で自分の背中を押して
行動を始められるものです。

ここでは、

■タイマー

を使います。

1000円程度で市販されているものでかまいません。
キッチンタイマーがあればそれでもいいです。

やはり人間は、何らかのプレッシャーがないと
行動を起こす気にならないのですが、ここでは

『時間のプレッシャー』

を利用します。

「カチカチカチカチ」と時限爆弾の時計が
鳴っている状態です。

タイマーを設定して、スタートボタンを押して
実際に時間が減っていくのを見て
良いプレッシャーを感じてみてください。

人間の集中力は、もって50分程度だそうです。

ですので、タイマーを最大50分にセットして
その時間だけ集中して作業を行うようにします。

50分が長い、と感じる場合は
例えば10分に設定して、

「10分間だけ頑張る!」

と自分で決めて作業を行なってみてください。

たぶん、ですが、
10分経ったときに「あらもう10分か、早いな」と
感じて、続きの作業を行いたくなる、と思います。

・・・

実は、これを書いている今、私の目の前には
タイマーが置いてあります。

「DRETEC」というメーカーのもののようです。
安かったので買ってきたものなので
特にこだわりはないのですが

ここ数日はこのタイマーを30分に設定して
文章を書いています。

慣れてきたら40分、50分と伸ばしていこうと
思っていますが、

タイマーを使うと、やはり少し焦ります。

ただ、自分が決めたことをやっているので
「いやだー!」
という感じではありません。

そして大体の場合は、時間切れになってしまいます。
「時間がなくなってしまったので…」
といつも言い訳をしているのはこのせいです。

そうはいっても切りがいいところまでは
書いているので30分以上は作業をしているのですが、、、

・・・

という感じで私も実際に行って、効果のあることを
お伝えしています。

ですので、あなたも「タイマー」を用意して
実際にスタートボタンを押してみてください。

ちょっとした緊張感が味わえると思います。

■3.「やる」とつぶやく

それでも行動に移せない場合は、小さな声で

「やる」

とつぶやいてください。

「やる」

です。

人間は不思議な生き物で、口に出して言ったことは
行動をしないと不安になります。

試しに、座りながら

「オレは(私は)飛び上がります」

とつぶやいてみてください。

座りながらです。

・・・

なんとも不思議な感覚になると思います。

座っているのに、飛ぶ、と言っているからです。

もしかしたら飛び上がっているところを
イメージしているかもしれませんし、

飛び上がりたくなるかもしれません。

私は若干「飛ばないといけないのかな…」と
思ってしまったのですが、

「やる」という言葉も同じです。

口にだすのは簡単にできます。
でも言うことの効果は絶大です。

これも試しに、何か食べ物を目の前に持ってきて

「オレは(私は)〇〇を食べます!」

と言みてください。

でも、食べないでください。

・・・

食べたくなりませんか?

声に出したことは、自然とやらないと
いけないのかな、と思えてきます。

この作用を無理矢理利用します。

やりたくない、でも、「やる」と言うのです。

つぶやくだけでいいのです。

小声でいいのです。

誰にも聞こえなくていいのです。

声というより「息」で「やる…」でいいのです。

それだけです。

この不思議な効果を試してみてください。

・・・

ここまでの話をまとめますが

■1.「自分の意志で行う」と決める

「オレ(私)がやると決めた」と思うだけです。

■2.程よいプレッシャーを作る

タイマーをセットしてスタートボタンを押すだけです。

■3.「やる」とつぶやく

「やる」とつぶやくだけです。

・・・

本当に心のそこからいやだと思っていることだと
できないかもしれません。

多分私は、そんなことだったらどんなテクニックを
使ってもやらないと思います。

でも、

「いやだなー」
「でもやらないといけないな…」

ということなら、背中を押されればやると思います。

というか、

『実は背中を押して欲しい』

というのが本音だと思います。

私は男性なので、かわいい女性に、やさしい声で
「がんばってね!」
と言われたら多分やります。

多分ではなくて絶対やります。
そう言われたいです。

でも、そういう人もそばにいないし
誰にも応援されない時間がかなり長かったので
自分で自分の背中を押すしかありませんでした。

それで考え出されたテクニックです。

強烈なプレッシャーを与えると
本当にやりたくなくなります。

でも、何もプレッシャーがないと
寝てしまいます。

その中間をうまく作り出せるこのテクニックを
一度使ってみて欲しいのです。

もしかしたら劇的な行動力は期待できないかも
しれません。

でも、ほんの少しの簡単な一歩だったら
踏み出せるかもしれません。

それは実際にあなたが試してみないと
わかりませんので、やるようにしてください。

では、今回の宿題です。

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■宿題

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■1.タイマーを準備してください

キッチンタイマーで十分なのですが、なければ
携帯でタイマー機能があればそれでもいいです。

もしくはネット上にタイマー機能がありますので
それを利用してもいいでしょう。

この様なページもありますので利用してみてください。

http://bitgears.com/useful/tool/timer1.html

■2.やりたくないもの、を1つ考えてください

これから実際にやってもらいますが、
いきなりハードルが高いものを選んでも
苦痛でしょうから、例えば、

・本を読む
・メールを書く
・電話をする
・料理を作る
・ストレッチをする

やりたくない、けど、比較的簡単そうなものを
選んでみてください。

■3.「自分でやると決めた」と思う

あなた自身が決めてやるんだ、と思います。
思うだけでいいです。

■4.タイマーをセットする

最初は5分程度でいいです。

できそうでしたら50分にチャレンジしてください。

■5.「やる」とつぶやく

■6.実際に始めてください。

タイマーのスタートボタンを押して
実際に作業を始めてください。

■7.出来たら自分を褒める

「よくがんばりました」と自分を褒めてください。

できなくても、スタートボタンを押すところまで
行った自分を褒めてあげてください。

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これだけのことで、かなりやりやすくなって
いると思います。

あなたは、自分で自分の背中を押して
行動をできるようになりました。

そしてできるようになった自分を
褒めてあげてください。

自分で自分を褒めるのは、少し悲しく感じるかも
しれませんが、大人になればなるほど、あなたを
褒めてくれる人はいなくなっていくのだと思います。

なので、あなた自身が、あなたの味方になって
あげてください。

自分を褒めるという習慣を身につけると
気分が楽になっていくのがわかると思います。

・・・

でも、もし「できなかった…」と思って
苦しんでいるならそれは、あなたが選んだことが
あなたがしたいことではない可能性があります。

「できなかった…」という思いは
とても大切なことです。

「私はダメな人間なんだ…」

と悩まないでください。

人生の苦しい時こそ、自分が本当に
やりたいことに出会えるきっかけなのです。

できないで苦しんでいるならば
では、本当は何がやりたいのかを
考えてみてください。

やりたくないことを無理やりやろうとして
ストレスを抱えて苦しみまくるよりも

やりたいことを見つけてそれを始めるほうが
よっぽど意味があると思います。

やりたいことが見つかってから歩き始めても
決して遅くはない、と私は思います。

多くの人は、あなたと同じように
一体何がやりたいことなのかが
わからない状態で生活しています。

あなたは今、苦しみという状態を経験することで
やりたいことを見つけるきっかけを掴んでいます。

「やらないといけないのにできない…」ということを
悪いことだと思わないで、いいチャンスだと
思うように思考を変えてみてください。

あなたの前には今、チャンスが転がっています。

あなたが本当にやりたいことを見つけるチャンスです。

いま、この言葉の意味がわからなくても
5年後、10年後に分かるときが来ます。

ですので、心配しないでください。

・・・

ここまで話を聞いてくださって
ありがとうございました。

また興味深い話をしていこうと思いますので
楽しみに待っていてください。

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