おしっこをちびらせました…

こんにちは、福原です。

『恐怖を克服する方法』

の続きとなります。

前回、私たちが恐怖を克服できないのは
恐怖そのものを見ようとしていないからだ
という話をしました。

では、なぜ、恐怖を見つめることができない
のでしょうか。

それは、

『人は自分を正当化しようとする』

からです。

そう。

正当化です。

私たちはみんな、「オレは正しい」と思いたいのです。

「え?パチンコに行くな?
毎日働いてつらいことやってがんばってるんだから
休みの日くらいストレスを晴らしにパチンコくらい
やってもいいでしょ?だめなの?」

「なに?タバコを吸うな?
これを吸ったら頭が冴えるんですよ。
仕事遅れてるでしょ?これ吸ってすっきりしたら
ちゃんと働きますから。
吸わないと仕事にならないんですよ」

・・・

言い訳、というか、自分のやっていることは
みんな正当化したいのです。

私もそうですし、おそらくあなたも同じだと思います。

「体調悪いんだから、今日は寝ててもいいでしょ?
え?だらけてないで散歩くらいしろ?
だらけてるんじゃなくて、身体が動かないんですよ。
頭も痛いし、喉もつまったようになるし。。。」

でも、、、

実は心の中では、少しだけ、もしかしたらたくさん、

「実はオレは間違ってるのかな…」

とも思っています。

「もしかしたら、体調悪いのを理由に怠けてるだけかな。。。」

そう思っているかもしれません。

でも、「もしかしたら悪いのは自分かも、、、」と
思い始めるととても不安になります。

そう、不安です。

体調が悪い時に、わざわざ不安になりたくはないですよね。

オレが悪いのかな?と疑心暗鬼になって自分を責めたくない
ですよね。

だからどうするか。

「オレは正しい」

と思うのです。

自分のこころと身体を守るためです。
人間に備わった防衛反応ですので、良いとか悪いとかではなく
当たり前の反応なのです。

で、ちょっとここで、子供の頃を思い出して欲しいのですが、

「暗いところにオバケがいる」

と思った経験はないでしょうか?

「押入れに何かいるから開けたくない」

「あの部屋は暗くて怖いから入りたくない」

・・・

暗いところが怖かったかと思います。

そして、そのまま押入れを開けずにいたらどうでしょうか?

もっと怖くなるのではないでしょうか?

暗いところには何かがいる、オバケかもしれない。
あそこを開けたらオバケが出てくる、

こわい、、こわい、、こわい、、、

・・・

押入れを開けずにいたら、怖い思いが大きくなって
いくと思います。

実は恐怖も同じです。

そう、

『恐怖は見なければ大きくなる』

のです。

もし、勇気を持って押入れを開けて、懐中電灯で
中を照らしてみたら?

暗い部屋の電気のスイッチを付けて明かりをつけたら?

・・・

何もいないことが分かると思います。

そう、

『恐怖は見つめた瞬間に消え去る』

のです。

オバケがいる、だから見たくない、と見ないでいると
心の中で恐怖が大きくなっていきます。

暗闇に電気をつけて実際に見たら、
オバケなんていなかったことが分かります。

あなたの心のなかには恐怖というオバケがいます。

あなたが恐怖で動けないでいるのは
その恐怖のオバケを見ないようにしているからです。

あなたは恐怖を無視しています。

見ないことで、オレは怖くない、オレは今のままで
正しい、と思い込んでいるのです。

でも、

「見なければ見ないほど恐怖は大きくなります」

あなたがほんの少しの勇気を持って、心の暗闇に
電気をつければ、

あなたの心にオバケなんていないことがわかります。

そう、

『あなたはオバケを見つめる必要があります』

そうすることであなたの行動を止めている恐怖から
逃れられて、実際にやりたいことができるように
なります。

あなたは今、暗闇の前で頭を抱えて震えています。

光をつけてそこには何も無いことに気がついてください。

もしそうしなければ、恐怖におののいて何も
できないでいるのに、

「オレはなんにも怖くないぜ。
オレのやっていることは正しいんだ。
オレの何が悪いんだ。
オレはオレの好きなようにやっていくぜ!」

とかっこ良く言っているものの、恐怖で足が
ガタガタ震えて、おしっこちびらせている
ただのガキになってしまうのです。

これからあなたの中にいるオバケを見つめて
オバケは実際にいないことに気がついてもらいます。

あなたの心に光を灯して真実を見てください。

それでは、以下のステップを必ず行うようにしてください。

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『あなたの恐怖を克服する究極の3ステップ』

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■ステップ1
最低最悪の状況を考える(3分)
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まず紙とペンを用意してください。

そして、

『あなたがいまできなくて困っていることを
もし行動したら起こりうる、最低最悪の状況』

を紙に書いてください。

例えば、、、

「身体が悪いので、体調がよくなるまで
定時で帰らせて欲しいと上司にお願いしたら、、、

「お前が気合をいれていないからだろ。
怠けていないでちゃんと働け。
他の奴らも深夜まで働いてるだろ。

お前だけ早く帰るとか馬鹿か!」

と怒鳴られて、周りの同僚からお前だけ
早く帰りたいとかふざけんな、と白い目で
見られるかな…」

・・・

という感じで、思いつく限りの最低最悪の状況を
考えだしてください。

ファンタジーで構いません。
妄想で構いません。

思いっきり最悪の状態にしてみてください。

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■ステップ2
もしそうなったらどうなるのか?を考える(5分)
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ステップ1で考えた最低最悪の状況に
もしなってしまったら?あなたはどうなるのかを
考えてみてください。

何を失いますか?

何がつらいですか?

今の状況と比べてどうでしょうか?

それはどのくらいの確率で実際のものに
なりますか?

・・・

実際に考えてみてください。

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■ステップ3
安心する
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考えてみた結果、どうでしたでしょうか?

どう考えても死ぬでしょうか?

たぶん、生き残っていると思います。

死にそうな状況かもしれませんが、生き残る方法は
取り残されているのではないでしょうか。

お金が無いですか?

最低最悪でも生活保護が受けられると思います。
むしろ最低最悪の方がお金はもらえます。

人間関係がボロボロになりましたか?

今の状況と比べてどうですか?
いろんなしがらみに困っていて、むしろ誰も
いなくなったほうが楽ではありませんか?

あなたが考えた最低最悪の状況でもなんとか
やっていけるのではないかと思います。

あなたの心のオバケが最高に強烈にあなたの事を
地獄におとしいれて、そのレベルです。

生き残れます。
再起することは可能です。

もしかしたら意外にそんなに悪いことは起きないと
思うかもしれません。

安心してください。

もし行動に移してうまくいかなくても

死にません。

むしろやることによって、得られるものがあると
思います。

何かのスキルを手にするかもしれませんし
どうでもいい人間関係を切ることができるかもしれません。

今の職場で働いてはいけない、と分かるかもしれませんし
逆に今の職場の同僚の大切さを知ることができるかも
しれません。

でも、もしやらなかったら?

今のままです。
あなたは今の状況から一歩も前に進みませんので
明日も、1週間後も、1ヶ月後も、1年後も
同じことに悩み続けています。

ずっと暗闇の存在しないオバケが怖くて
頭を抱えてブルブル震えているのです。

光を灯してください。
オバケがいないことがわかります。

あなたの恐怖を明らかにした瞬間に
それはいないんだなということがわかります。

そのためには、最低最悪の状況を考えて
「意外に大丈夫だな」
と思うだけです。

たったそれだけであなたの恐怖は簡単に
消し去ることができますので、
必ず今回のステップを行うようにしてください。

では、今すぐ、紙とペンを用意して
最低最悪の状況を書いてください。

明日になってしまったら、もう忘れていると
思いますので、これ以上、恐怖に悩まされたく
ないなら、今すぐに行うようにしてください。

ここまで話を聞いてくださって、ありがとう
ございました。

また興味深い話をしていこうと思いますので
聞きに来てください。

コメント

  1. myallback より:

    拝啓

    福原様

    はじめまして。

    myallbackと申します。
    ブログ・youtubeチャンネル見させていただいています。

    突然ですが、悩みを聞いて下さい。
    私は抑うつ神経症なのですが、ながいこと各種の薬を飲んでいるのですが
    よくなりません。

    先日、突然感情のセーブが聞かなくなり、
    テレビにリモコンを投げつけて破損させ、
    父に包丁で切り付けて指にけがをさせてしまいました。
    父は消毒と手術を受ける羽目になり、
    兄からは「絶対許さない」「おまえは弟じゃない」
    「次同じことをやったら施設に入れる」と罵倒されました。 死にたいです。助けてください。

    • fukuharahiroshi より:

      瞑想してください。
      瞑想の方法は、
      ・座る(寝てもいい)
      ・呼吸を長くする(限界まで吸う、限界まではく)
      ・目を閉じる
      ・思考を観察する(でてきた思いを第三者視点で見る、消えるまで待つ)
      です。

      難しく考えなくてもいいです。
      ただ行なってください。

      時間も回数も、できるだけ多く、です。
      数日であきらめずに、ずっと続けてください。

      興味があればやりかたを本などで調べてください。
      頭で考えるよりも、やるほうが先です。
      最低10回やってから悩むようにしてください。

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